東京GⅠ5連発も締めくくり。
ロードカナロア、ジャスタウェイ、モーリスと世界に名を残す名馬が3連勝中ですが、基本的には荒れるGⅠ。
じっくり検討する甲斐があるレースです。
今年もモーリスが出走予定なので、こそくな穴狙いは全部ぶっ飛ばされるかもしれませんが。
◆登録馬
イスラボニータ 58.0
クラレント 58.0
コンテントメント 58.0(外国馬)
サトノアラジン 58.0
ダノンシャーク 58.0
ディサイファ 58.0
フィエロ 58.0
モーリス 58.0
リアルスティール 58.0
レッドアリオン 58.0
ロゴタイプ 58.0
ロサギガンティア 58.0
※回避馬
サトノギャラント 58.0
ダノンプラチナ 58.0
マジックタイム 56.0
メイショウマンボ 56.0
安田記念・過去5年データ
穴馬の傾向
前走上がり2位以内
タフな東京マイルですからなんとなく想像がつくと思いますが、前走上がり2以内の馬が好成績。
凡走していてもかまいません。2012年なんて象徴的じゃないでしょうか。京王杯SCで消化不良だったストロングリターンとグランプリボスの巻き返し。
2走前の上がり上位
2走前に上がり1位というのもこれまた要注意。2走前は上がり最速で頑張った。だけど前走凡走。そして本番巻き返しというわかりやすい話ですね。
リピーター。舐められている実績馬
スマイルジャック、グランプリボス、ショウナンマイティ、ストロングリターン。しつこくしつこくリピーターが頑張るレースです。
GⅠで連対実績があるにも関わらず舐められている馬も注意。グランプリボスなんてNHKマイルCの勝ち馬なのに安田記念では2回とも二桁人気です。いくらなんでもこれは酷い。失礼ですよね。
ロベルト系
タニノギムレット、スクリーンヒーロー、シンボリクリスエスらが好走馬を輩出しています。
ちょっと重めの血を持っていながら自身はスピード豊か、みたいな馬の好走が目立ちます。
なのでちょろまかしのディープインパクト産駒は厳しいです。そんなにいい馬が出ていないというのもありますが。勝ったリアルインパクトの母父はセントサイモン系、2着のヴァンセンヌは母父ニホンピロウイナーと、ちょっと変ったやつが走っています。
キンカメ×サンデーもグズグズ。母父サンデーはグランプリボスとスマイルジャックしか好走馬がいない。父と母父の組み合わせを見ていると面白いですね。
ただの絵合わせみたいな話ですが、実際にこうなっているのだから何かしら意味があるのかもしれません。
キツいレースで浮上する馬
東京マイル、しかも古馬のGⅠなのでタフです。
昨年のクラレントのようにGⅡで複数回優勝実績があり、しかも血統的に重い馬は要注意。
父ダンスインザダークは母父ニジンスキーを持ち長距離に強く、母父ダンシングブレーヴは凱旋門賞馬。
同じ父のツルマルボーイが2004年に優勝(天皇賞秋や宝塚記念で2着)、2007年は牝馬のジョリーダンスが3着(前走ヴィクトリアマイル5着)。
2000m以上でも走れるスタミナ。軽いレースではちょくちょく凡走するけどハイペースのキツい展開で成績が上がる馬は買っておいて損はないと思います。