古馬G1はなんだかんだで圧倒的にレベルが高いです。ちょっとやそっとでは勝てません。特に安田記念は実績馬の巻き返しが怖いレースです。
特に、実績はもろに結果に反映されます。重賞未勝利馬はまず滅多に馬券に絡まないし、G2を1つ勝ったぐらいではなかなか連対することもできません。
これを逆手にとれば、格上の馬を選んで馬券を買えば、それなりに格好をつけることができます。「格を尊重して」候補を絞り込むわけです。
安田記念のような古馬混合G1の場合、以下のような実績が必要です。
2着:「G2勝ち」
3着:「G2連対」
もちろん、例外はありますがこのような結果になることが多いです。
格下の馬が壁を突き破るには、勢いだけではなかなか厳しいでしょう。強烈な「買い要素」が求められます。
それに対して、格がある馬はそれだけで有利になります。要は強いので、多少不具合があっても上位に来られるのです。
格の基準の詳細はこちら(私が勝手に決めたものです)
→格を調べる方法
安田記念2018出走馬の最高実績
古馬G1勝ちの経験あり
レッドファルクス
スプリンターズS GⅠ1着(2回)
安田記念 GⅠ3着
高松宮記念 GⅠ3着
リアルスティール
ドバイターフ GⅠ1着
天皇賞秋 GⅠ2着
皐月賞・菊花賞 GⅠ2着
ペルシアンナイト
マイルCS GⅠ1着
大阪杯 GⅠ2着
皐月賞 GⅠ2着
スワーヴリチャード
大阪杯 GⅠ1着
日本ダービー GⅠ2着
古馬G1連対実績あり
ウエスタンエクスプレス
チャンピオンズマイル GⅠ2着
香港マイル GⅠ2着
ここまでに出てきた馬は、きちんと力を発揮すれば勝ち負けを争うレベル。
古馬G1で3着以内 or 古馬G2勝ちの経験あり
うまく行けば2、3着はあり得るが、奇跡が起きないと1着は取れない組。奇跡が起きる要因を探したい。
サングレーザー
マイラーズカップ GⅡ1着
ムーンクエイク※回避
京王杯スプリングカップ GⅡ1着
古馬G2連対
うまく行けば、3着はあるかな~。2着以上はミラクル。
アエロリット
中山記念2着 G22着
キャンベルジュニア
京王杯スプリングカップ GⅡ2着
モズアスコット
マイラーズカップ GⅡ2着
3歳限定G1勝ち or 古馬牝馬G1連対 or G3で1着 or 3歳牡馬重賞1着
実力的には最高の競馬で3着という馬たち。これを覆すには、爆発的な強調材料がほしい。乱ペースであったり、上位馬の出遅れ、進路が詰まるようなアクシデントが起きるなど、他人の助けも必要。
レーヌミノル
桜花賞 GⅠ1着
リスグラシュー
ヴィクトリアマイル GⅠ2着
ウインガニオン
中京記念 GⅢ1着
ダッシングブレイズ
エプソムカップ GⅢ1着
ヒーズインラブ
ダービー卿CT GⅢ1着
ブラックムーン
京都金杯 GⅢ1着
タワーオブロンドン※回避
アーリントンC GⅢ1着
G3で2着
サトノアレス
東京新聞杯 GⅢ2着
オープン特別1着
スターオブペルシャ※回避
谷川岳S(OP)1着
まとめ
G1主役レベル
レッドファルクス
リアルスティール
ペルシアンナイト
スワーヴリチャード
G1連対レベル
ウエスタンエクスプレス
———1着ボーダーライン———
G2レベル
サングレーザー
ムーンクエイク
———2着ボーダーライン———
G2連対レベル
アエロリット
キャンベルジュニア
モズアスコット
———3着ボーダーライン———
G3レベル
レーヌミノル
リスグラシュー
ウインガニオン
ダッシングブレイズ
ヒーズインラブ
ブラックムーン
タワーオブロンドン
3歳限定レベル
サトノアレス
オープンレベル
スターオブペルシャ
人気や諸々の要素を合わせて考えても、格上のリアルスティール、レッドファルクス、ウエスタンエクスプレスはなかなか良いのではないでしょうか。