チューリップ賞クソ展望。過去5年データ・穴馬の傾向

チューリップ賞は桜花賞に直結する大事なステップレース。

昨年もレッツゴードンキとクルミナルが本番でワンツー。

勝とうが負けようが関係ありません。とにかく「チューリップ賞に出た」という規制事実さえ作ることが出来れば桜花賞での好走確率がグググっと上がる。牝馬を抱える調教師ならみんなが出したい名門幼稚園のようなレースです。

そんなチューリップ賞ですが、このレースそのものは割りと荒れます。ハープスターやレーヴディソールみたいに圧倒的に強い、誰が見てもわかる馬は頑張りますが、「ちょっと怪しいよね・・・」とみんなが心のどこかで疑っている馬はことごとく凡走しています。

そういう意味では予想するのが面白いレースです。

チューリップ賞過去5年データ

チューリップ賞着順&血統データ2015-2011※画像はクリックで拡大します。

阪神JF組

有名な話ですが、なんだかんだで阪神JF組はけっこう来ます。
牝馬ですから、牡馬よりもみんな成長が早いので、2歳冬の序列はけっこう信頼出来ます。

阪神JFに出ている時点でそれなりにそれなりの、なんというか言ってしまえば強い馬だということです。

ここで一桁着順ぐらいに踏みとどまっている馬であれば、チューリップ賞で馬券に絡む可能性は十分あります。新興勢力に気を取られ過ぎないように注意してください。

外枠、外有利

基本的に外枠、二桁馬番が有利です。昨年はアンドリエッテが1枠1番で2着でしたが、雨の重馬場で大外を追い込んできたものです。

内で器用にちょろまかそうとする馬には厳しい戦いになります。

エルフィンSちょい負け

このステップ自体ほとんどいないので傾向という程のものではありませんが、エルフィンSはちょい負けぐらいがちょうど良いです。

1,2月の京都開催中、力を発揮できなかった馬が阪神マイルで素質を開花させるパターン。

京都過ぎる馬、パワーよりもキレに頼りきったタイプの馬は評価を下げよう、ということです。

血統・ステイゴールド

これまた微妙ですが、血統はステイゴールドに注目。

阪神マイルは牝馬にとってはけっこうキツイ。だからディープインパクトやキングカメハメハ産駒のちょろまかし系よりも、ステイゴールド産駒の根性娘的な馬の方が上位に来やすい。という解釈です。

なので、タフなグレイソヴリン系の血も利いてきます。

機械的な感じでちょっと嫌ですが、人気になるディープインパクト産駒より、人気薄のディープインパクトを重視した方が良いこともポイントです。