国内のG1の中で最もきついレースのひとつが天皇賞秋です。強い馬しか上位に来れません。
サマー2000シリーズで活躍した馬が勢いに乗って風穴を開けることも、スランプに陥って何戦も連続して凡走しているような馬が突然大復活をすることもない。わかりやすいっちゃわかりやすいです。
しかし、ストレートだからこそ微妙な勘違いが馬券の致命傷になることもある。そういう意味では予想するのが非常に楽しいレースです。
馬場関係は難しいので例年通りと思ってあまり細かいことは気にしないことにします。エイシンヒカリ(ロゴタイプ?)が逃げて、他の馬が追いかける。それだけのことです。
天皇賞(秋)・クソ予想
◎サトノクラウン
◯アンビシャス
▲リアルスティール
☆アドマイヤデウス
△ルージュバック
△エイシンヒカリ
△モーリス
4歳馬ってみんなが思っている以上に強いんですよ。なんだかんだいって。昨年、一昨年は5歳馬が頑張っていますから毎度そうなるわけではないのですが、古馬G1の基本は4歳牡馬だろうと思います。
なんといっても上昇度が違いますよ。勢いづいた4歳馬ほど怖いものはありません。8月、9月、10月。知らない間に化けているんです。10月1週目まではヘタレでも、4週目には大人の顔になっている。そういうものです。
サトノクラウンはドゥラメンテが引退したのでコンプレックスを感じる相手がいません。宝塚記念上位のキタサンブラックもマリアライトもいない。「俺が最強だ」と勘違いしてくれるはず。勝ったことしかない福永騎手になるのも◯。
アンビシャスは古馬になってからG2勝ちがあり、キレる。なんだかんだいって毎年のように馬券になる前走毎日王冠惜敗の4歳馬。一番勝ちそうなのはこの馬じゃないですか。ルージュバックとの斤量差も減るし。休み明けの方が良いと見せかけて、大阪杯は中山記念との連戦だったので今回も大丈夫なはず。
リアルスティールはドバイでG1勝ってる実績十分。去年ステファノスは香港G1で2着の実績で天皇賞秋も2着に来たのだからケチのつけようがありません。あとはデムーロがエイシンフラッシュばりにインをつけば。
あとは短縮&内枠でアドマイヤデウス。トニービンの血は伊達ではないはず。モーリスとルージュバックにみんなが気を取られている間にスルッと内からやってくれたら最高です。
モーリスとステファノスが抱える流れの悪さ
ステファノスは前走最高の負け方をしたので、マイナスなのは8枠くらいで、そこに目を瞑れば本命でも良い気がします。
でも、なんだか気持ち悪さが抜けません。この人気だし別に気にしなければそれでいいんでしょうけども、きっちり当てるならちょっと嫌です。
例えばダークシャドウなんかは初参加の年がエプソムカップ~毎日王冠の連勝から2着。で、翌年はドバイで惨敗後に札幌記念2着(フミノイマージンに負けた)からの4着でした。勝負事って結構シビアで、G1を勝ち切るには勢いとか流れってかなり重要なんだと思います。
相手関係を考えれば連覇してもおかしくなかったウォッカがコロッと3着に負けたり、ブエナビスタのようにちょっと詰まって4着に負けたり。2年続けて極限状態で同じような競馬をするのは非常に難しいのでしょう。
そういう意味ではモーリスも危ういってことになります。出るなら去年だったよね的な。前走札幌記念は相性が良いように思えますが、1着の馬しか馬券になっていません。これってつまりそういうことだよね、と思うんです。
これで勝たれたら、近代競馬の流れも変わったのだと考えるしかありません。
まとめ
◎がサトノクラウンなのは、もし本当に当たったらちょっとカッコいいかなと思ったからです。◎~▲まで特に順番は考えていません。というかわかりません。
世代交代。4歳馬の上位独占を願っています。
でも、馬券は抜きにして見てみたい結末は色々ありますよね。
何故か1枠1番に入ったあの馬のアレとか・・・空気読まずに連覇しちゃうとか・・・「俺は2歳のときからこの馬は強いって言ってたんだよ!」ってみんな言い出すアレとか・・・