天皇賞(春)2018・クソ回顧。来年はどうするのかさっそく困り果てる

圧敗。惨敗。箸にも棒にも。

しかし、緊張感のあるいいレースだったと思います。

天皇賞(春)・結果

1着_レインボーライン
2着▲シュヴァルグラン
3着△クリンチャー
4着_ミッキーロケット
5着○チェスナットコート
……
16着◎カレンミロティック

1着はレインボーライン。天皇賞秋の実績や阪神大賞典の走りを評価されての2番人気だったのだと思いますが、そのような評価のされ方をして本当に結果を出すというのは相当ミラクルなのでは。

能力的な裏付け以上に疲労とストレスによるマイナスが大きいと思われる状況で、あの末脚は見事という他ありません。しかし、ゴール直後に跛行というのはやはり相当大変だったということなのではないでしょうか。

このローテーションで平気な顔していられたのはメジロマックイーンとかディープインパクト、テイエムオペラオー、スペシャルウィークあたり。ゴールドシップは燃え尽き、マヤノトップガンは故障、アドマイヤジュピタも1回走って9着で終わり。

松国ローテ(皐月賞~NHKマイル~ダービー)もそうですが、やり切ったらカッコいいローテーションはやはり相当無理があるのだと思います。特に命燃やして走る系の馬はきつい。毎度人気以上の成績を叩き出すのは超きつい。

来年またこのような馬が出てきも、積極的に狙うのは難しい……。

2着シュヴァルグラン。まるで、「3連覇を狙った馬が最後足元を救われた」みたいな感じでした。堂々たる競馬は頼もしかったですが、あの展開は馬にとっては超大変ですよね。スタート直後に位置をとったものの最内ではなく3頭目くらいのところにはまり、途中はサトノクロニクルに付き合って、3、4コーナーではトーセンバジルを制してからの、最後はレインボーラインとの決戦。そりゃ負けるよね、と思いました。

3着クリンチャーは、レインボーライン同様に前走・阪神大賞典ということであまり信用していませんでした。しかし、それでもこうしてしっかり走って3着なのだからすごいと思います。すごいというのは、ただ単に強いと言うよりも、得体の知れない生活習慣を持っている外国人の方、というようなニュアンスです。

この後休んで秋は凱旋門賞に挑戦ということですから、この馬がどんなタイプかというのはしばらく考えなくても良いということです。わからないものはわからないとして放置。材料が揃うまでは深刻に考えないほうが幸せになれます。

4着ミッキーロケット。クリンチャーとの間に分厚い壁が見えました。この手の馬に付き合っていると時間がいくらあっても足りません。「切ってるけど買う、買ってるけど切る」みたいな態度で接していきたいです。そして、今年に関してはカレンミロティックもそんな感じだよなと反省しています。

印をつけた馬たち

◎カレンミロティック。もうだめでした。これで引退、お疲れ様でした。名馬です。

○チェスナットコート。「なぜ内に入れない?」と言いたくなります。しかし、体の完成とか疲労・ストレス関係のリフレッシュが足りてなかったということなのだと思います。恐らく本人から蛯名騎手に対して「今日はインコース狙わないでください。正直しんどいです」と申し入れがあったのでしょう。

☆トーセンバジル。チャレンジはした。だけど足りない。

来年以降、どうすんのか

今年は人気サイドで決まったので、穴馬の傾向云々を論ずるのは難しいですね。

内枠(インコース)が有利であるとか、トニービン云々といった基本的な部分はそうそう変わらないと思います。

隠れた実績馬や癖のある上がり馬がきちんと出走してくるかどうかが問題。

人気順を伺いつつ無理やり理由をつけて馬を選ぶのはしんどいです。

でも、またこんな感じになりそうですね……。