TARGET Frontier JVという競馬ソフトがあるんですが、これ機能が凄すぎて使いこなしている人がほとんどいないと言われています。
データ分析したり、馬券購入ソフトとして使ったり、色々便利なんです。いや便利らしいんです。私も実際のところそんなに使いこなせていないので偉そうなことは言えません。
ただ、唯一助かるなあと強烈に感じてるのは「短縮馬」を見逃さないで済むという点です。
血統にしてもローテーションにしても、人間は限界がありますから見逃したりしますよね。普段から狙うと決めているパターンの馬を見逃して外すって本当に痛々しいです。機会損失もいいところです。
そんなバカバカしいヒューマンエラーを回避するために、今回は短縮馬を簡単に絞り込む方法を紹介します。
出馬表分析を有効に使って短縮馬を特定する
そして、上のメニューの「出馬表分析」をクリック。
今回はタブ★1を使います。項目をカスタマイズ出来るので「距離差」を表示されるように設定します。タブ★1を選んでから、右の「項目設定」をクリック。
膨大な項目に目眩がしそうになりますが、頑張って「距離差」を見つけて下さい。
で、距離差を設定したら戻ってメニューの右上にある「前走読込」をクリック。
ドバっと設定した項目が埋まります。ここで「距離差」をクリックすると、「距離差が大きい順」に馬が並び替わります。
こんな感じ。ー(マイナス)が付いている馬は、今走の距離が前走よりも短いことを示します。つまり短縮です。
下にスクロールして、「距離差0」のところまで行きます。ここで右クリック。
右クリックのときのスクリーンショットの撮り方がわからなかったのでiPhoneで撮りました。言い訳ですが、私はMacをブートキャンプでWindowを動かしTARGETを使っているのでスクリーンショットボタンがないのです。画面にキーボードが出てくるやつを使ってもダメでした。許して下さい。
で、カーソル以下のデータを抽出から外す」をクリック。これで、今この画面上にいるのは短縮馬だけになりました。これにまとめて馬印をつけてしまおうという訳です。
また汚くて申し訳ありません。上のメニューの「一括処理」⇨「同一馬印の設定」⇨「馬印2:短」⇨「短」と流れるように選択してクリックします。
「短」をクリックすると、こんなことを聞いてくるので「はい」を選択。
ズラ~っと短印が並びます。これで晴れてみなさん短縮印を授かりました。これでもう見逃すことはありません。
試しに出馬表を見てみましょう。阪神10R「芦屋川特別 芝1200」を選択。
見事、短縮馬に「短」がついていますね。モズハツコイなんて、いかにもな感じがしますよ・・・。
ちなみに馬印は環境設定の「馬印の設定」から。私は8個全部使って「いました。」今はめんどくさいのでやってません。馬印は色んな使い方が出来るので面白いです。
以上が短縮馬を見逃さない方法です。
距離差を使えば、当然「延長」もマーク出来ます。
1年、2年分のデータをまとめてやってしまえば分析するのにも役立つのでオススです。
応用:バウンド短縮にも
この短縮マークの応用です。
ずっと印をつけ続けていくと何走分ものデータが溜まりますよね(一気に何年分も印をつけることは可能です)。
それを使えばバウンド短縮の絞り込みも出来ます。
前走印が「延長」で今回「短縮」がバウンド短縮になりますね。
まず、出馬表分析で、「前走印が延長」の馬を絞込み、そのあと「今回短縮になる馬」を絞込む。
これで、抽出された馬はすべてバウンド短縮になります。
ちなみに、私はバウンド短縮の馬印を『∧』にしています。
でも、あまりこだわり過ぎるのもよくありません。ただの短縮よりもバウンド短縮の方が良い気がして無駄に評価を上げてしまったりして失敗することが多いからです。
ダート替わりで短縮とか、芝に戻ったバウンド延長とか、あれこれ印をつけてやり出すと何を強調して考えたいのかわからなくなります。
細かいことをやり過ぎると競馬の本質から離れてしまうので、何事も程々が良いんじゃないでしょうか。
まとめ
ターゲットはデータを読み込んで全部一気にズバっとやってくれるので本当に楽です。エクセルが使える人はきっと馴染みが良いんじゃないでしょうか。
こんな感じで馬印と出馬表分析を組み合わせれば、オリジナルの出馬表、競馬新聞の出来上がりです。
私は、以前はダートと芝の馬場替り、当日よく来てる血統、前走不利を受けた馬、昇級緒戦とか色々印をつけてやっていたんですが、大して効果がないどころかむしろ逆効果のような気がしてきて辞めました。今はきちんと印をつけるのは短縮だけにしています。
準備が大掛かりだと、なんだか馬券を買わないのが勿体ないような気がしていっぱい買っちゃうんですよね。もっとおおらかに構えるために、細かいことは気にしない方向へ変わっていきました。
この方法を使えば、機械に任せるところは任せて、あとはじっくり自分の頭で考られるので、オススメです。短縮は昔ほど稼げないと言われていますが、それでもまだ底力は侮れないものがあります。注意しなければいけない存在であることは間違いありません。
参考になる人が1人でもいれば幸いです。