宝塚記念・クソ展望。過去5年データ・穴馬の傾向

ファン投票で出走馬が選ばれるグランプリレース。オリジナルファンファーレの是非が問われているとかいないとか。

昨年は3連覇を目指したゴールドシップの驚異的な出遅れにより、レースがぶっ壊れました。

だいたい荒れる。言っても荒れる。いやそうでもないか。でも、そう簡単には収まらない、楽しい楽しいグランプリです。

宝塚記念・過去5年データ

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穴馬の傾向

信頼できる人気馬と崩れる人気馬

オルフェーヴル、ゴールドシップ、ブエナビスタなど、超がつく一流馬でない限り、基本崩れます。

ジェンティルドンナ、フェノーメノといった前走GⅠ勝ち馬もコロッと圏外。ウインバリアシオンやラキシスも前走GⅠ連対、重賞勝ちで来たのに凡走。

ちょっと古いですが、シンボリクリスエスやゼンノロブロイは有馬記念からの休み明けコロッと負けています。近年、間隔を開けてGⅠレースばかり使うローテーションが流行っていますが、宝塚記念に関しては比較的コンスタントに使われてきている馬の方が有利な傾向にあります。

ドゥラメンテとキタサンブラックはどっちなんでしょう?どう考えても微妙ですね・・・

非根幹距離に強いタイプ

散々言われているのであまり有効ではないかもしれませんが、非根幹距離を得意とする馬、あるいはそういう血統馬は注意です。

1600mや2400mではキレ不足で歯痒い競馬をしちゃうタイプ。アーネストリーやナカヤマフェスタ、ゴールドシップ、ダノンバラード・・・挙げればキリがありません。

基本的にはここから考えるのが無難です。

鳴尾記念でまあまあ好走

腐っても鯛。れっきとした前哨戦です。それなりのはたらきをしています。昨年はラブリーデイが勝ちましたし、金鯱賞時代からもアーネストリーが1着。

とくに勝ち馬よりも2~4着馬の好走が目立ちます。要は、掲示板に入るぐらいそれなりに走っておけば良いということですね。

勝つまで頑張ると流石にキツい。昨年は鳴尾記念1着のラブリーデイが勝ちましたが、スローでしたから彼にとっては非常に都合の良い展開。

宝塚記念はだいたい毎年ハードな展開になります。そうなると、前哨戦らしいぬるいペースの鳴尾記念ではいまいち噛み合わなかった馬の方が上に来る。しかも、鳴尾記念では負けているので疲労も少ないので体調も上向き。いたれりつくせりです。

天皇賞(春)は凡走したい、しておきたい

天皇賞(春)はなんだかんだで大変なレースですから、そこで好走してしまうと宝塚記念はキツくなります。

オルフェーヴルもゴールドシップも、天皇賞(春)凡走から宝塚記念勝利。ゴールドシップなんて天皇賞を勝った年はキレイに宝塚凡走。

エイシンフラッシュが2着→3着と頑張りました。ですが、GⅠ2勝、しかもダービーと天皇賞(秋)を勝つ馬なんですから、アーネストリーやブエナビスタ相手に3着というのは不満です。

ということで、天皇賞(春)は凡走しておくのが吉です。

キタサンブラックもカレンミロティックも黄信号。急激な短縮もマイナスではないでしょうか。

血統・ステイゴールド・・・じゃない!

ステイゴールド産駒、というかオルフェーヴルとゴールドシップが頑張ったね。という近年。ここに傾向を求めても仕方がないと思います。そもそも人気だし。

母父トニービン(ラブリーデイは母母父トニービン)の馬や、ハーツクライ産駒(父母父トニービン)が穴を開けているのは注目。

あとは、ショウナンパンドラ、ヴィルシーナ、ダノンバラードといった小回りコースや非根幹距離で実績があるディープインパクト産駒の激走も目立ちます。デニムアンドルビーはちょっと判断に迷いますね。

出走予定馬

ドゥラメンテ
キタサンブラック
アンビシャス
ラブリーデイ
ステファノス
マリアライト
トーホウジャッカル
シュヴァルグラン
サトノノブレス
サトノクラウン
ラストインパクト
フェイムゲーム
ヤマカツエース
カレンミロティック
ヒットザターゲット
タッチングスピーチ
ワンアンドオンリー
マジェスティハーツ
※ネット競馬の予想オッズ順です。

まとめ

回避する馬も多かったですが、それなりにメンバーは揃います。色んな意味で十分楽しめるんじゃないでしょうか。

傾向に当てはまる馬を探すとマリアライトと言いたくなるんですが、目黒記念組は壊滅状態なのは気になります。天皇賞春で好走した馬が凡走する理屈と同じで疲労が心配です。牝馬だし。

前走凡走で、かつ血統が良い馬はフェイムゲーム・・・。出遅れそう・・・。ステファノスも悪くはありません。

まさかのキタサンブラックがまたまた楽逃げにならないことを願います。

それにしても、キタサンブラックのファン投票1位は驚きました。みんなドゥラメンテ好きじゃないんだ・・・。私は競馬世論についてちょっと勘違いしていたようです。

宝塚記念・全頭の考察