シンボリクリスエスは体もデカイし現役時代めちゃくちゃ強かったんですが、産駒はちょっと気が利かない筋肉バカ的なやつが多いです。
ロベルト系だし、ブライアンズタイムに代わって大レース御用達種牡馬になるかと思いきや現状は苦しんでいます。
特に母父サンデー産駒のヘタレっぷりがすごいですね。
シンボリクリスエスの血統表(ニトロ指数付)
ニトロ指数:スピード2、スタミナ5、ダート1
M3タイプ:M系(S(LC)、L(SC))
父系:ロベルト系(ターントゥ系)
母父系:ボールドルーラー系(ナスルーラ系)
母母父系:トムフール系(ファラリス系)
代表産駒
・エピファネイア
・ストロングリターン
・サクセスブロッケン
・サンカルロ
・アルフレード
シンボリクリスエス産駒の特徴
アメリカ過ぎるのが原因?
冒頭でも書きましたが、現役時代の凶暴な強さを考えるとなんかイマイチ感があるシンボリクリスエス。不思議です。母父サンデーとの相性の悪さは本当に見ていて可哀想になります。
多分、原因は自身の父がクリスエスでアメリカ。母父がサンデーだとそれもアメリカ。
近いところの血がアメリカで埋め尽くされるから日本の馬場に合わないんでしょうね。肉体的にも精神的にも。
エピファネイアはスペシャルウィークのおかげ
最近は、母父スペシャルウィークとかマンハッタンカフェのようなステイヤー血統のお母さんからの活躍馬が目立ちます。
サンデーサイレンスが一代奥にいくことで、ちょっと柔軟になるのでしょう。
筋肉バカにちょっと冷静さが加わり、距離もこなすし集中力も増して大レースでも走れるようになる。そんな感じじゃないでしょうか。
肉体は強いんだけど、緩急には弱い
サンカルロがいつまでも阪神1400mで活躍できたり、ストロングリターンが6歳で安田記念を制するなど、歳をとっても衰えない体力が自慢です。
肉体的に恵まれていてダートでも走るし、渋った馬場でドッカンドッカン走るときは本当に強いです。
しかし、緩急に弱い。主要コースで行われるトップクラスの闘いではキレ負けします。溜めてシュッとオシャレに差し切るとか出来ないんですね。
そこを補うには母父に気の利いた血統(ヨーロッパ系でもスピードがある、とか)が入ってこないと厳しいでしょう。
輝かしい現役時代
有馬記念の9馬身差圧勝もすごいですが、この天皇賞秋も圧巻です。
大外枠だろうがなんだろうが、どうやっても負けない感じ。この力に物を言わせる感じが父としては良くないのでしょうか・・・。
タニノギムレットが怪我で引退していなければ、この時代の競馬は相当盛り上がったと思うんですけどねえ。ヒシミラクルもいたし。