紫苑ステークス・クソ展望。過去4年データ・穴馬の傾向

今年から重賞に格上げになった紫苑ステークス。レースの格は変わっても、「関東馬および、関西Bクラス馬による秋華賞の前哨戦」という立ち位置は変わらないでしょう。

紫苑ステークスは設立以来、御存知の通りがっちゃがちゃに荒れています。迂闊に手を出すと火傷では済まない・・・そんなレースです。

桜花賞~オークス戦線は基本的には堅い決着が多いのですが、一夏越しただけで勢力図はガラリと変わることは珍しくありません。春はにっちもさっちもいかなかったけれど夏を経て成長してきた馬VS春の実績に物を言わせて人気を集める馬、字面以上に状況は複雑です。

紫苑ステークス・過去4年データ

shionstakes2015-20112014年は新潟開催

穴馬の傾向

「前走条件戦1着」か「上がり1位」。夏に使ってきている馬が圧倒的に有利

画像に前走の日付がなくて申し訳ないのですが、穴をあけているのはオークス以降に条件戦を使っている馬ばかりです。

とにかく使ってきている馬。そして内容のあるレースをしていることが求められます。

単純な話、「前走条件戦1着」か「上がり1位」から選んでおけばいいでしょう。それでOK。数が多かったら・・・頑張りましょう。

実績とか気にするだけ無駄

前走・桜花賞、オークス組からは11頭が出走して1頭しか馬券に絡んでいません。

春の実績とか関係ないのです。中学生の頃は可愛かったとしても、同窓会で会ったら崩壊している。そんな状態です。ドッグイヤーならぬ、ホースイヤー。人間にとってはたった3ヶ月でも競走馬にとっては約1年。そりゃあ勢力図は激変しますよ。

「どうせオークス組はクソみたいな馬ばかりだったんじゃないの?」って思ってませんか?

違うんです。

アイスフォーリス(オークス3着)、ピュアブリーゼ(オークス2着)がいました。他にもオークスでそこそこ善戦して(このあと成長するぞ!とか思われていた)ダイワズームとかスピードリッパー、アカンサスといった、後々振り返ると「聞いたことあるような、ないような・・・」という名前の馬がチラホラ。

今の世間的な評価というのは、競馬界でも、ビジネス界でもあてになりません。きちんと先を見通して考えましょう。

血統・ロベルト&グレイソヴリン

ちょっと鈍くさい方が良いみたいですね。

馬場改修後もハーツクライが穴を開けています(その前はチチカステナンゴ、リンカーンがやってる)ので、グレイソヴリンは合っているんでしょう。

シンボリクリスエス産駒が2勝。牝馬だと身体がデカイだけでかなりのアドバンテージなので、その辺も影響しているんじゃないでしょうか(シンボリクリスエス自体身体がデカく530kg超えで、産駒もだいたいみんなデカイ)。

若い牝馬のレースは、デカくて強そうな馬が実際に走らせてみたらやっぱり強いっていうパターンがけっこう多いです。

まとめ

どうせ外れます。このレースは難しいです。

ビッシュは秋華賞でも勝負になるからここは通過点?フローラSでカンタンに負けたのに?

エンジェルフェイスはなんだかんだで強そうだ?確かに「春当時の走りだけを見れば」そう感じるのも無理はありません。

毎年こういうことを考えて馬券を買う人が多いから、このレースは荒れるんです。過去の傾向はあくまでも「過去」ですが、わざわざ逆らうのも不思議な話じゃないですか?

人気馬が飛びまくるレースで、大して信頼性のない馬が人気を集めている。だったら思い切って穴を狙うべきだと思いませんか?

私はそう思います。