牡馬クラシック第一弾皐月賞。
「速い馬が勝つのが皐月賞」「運が良い馬が勝つのがダービー」「強い馬が勝つのが菊花賞」
なんてことが言われていた時代もありましたが、今は速いもクソもないだろうって感じです。速い馬がわかったところで馬券は当たりません。
2014年はウインフルブルームが穴を開けましたが基本的には堅いレース。1番人気が飛んだところで上位は2-4番人気なんていうパターンがほとんどです。
新聞や雑誌など情報量も多いですし、みんな前哨戦のVTRを血眼になって観るので人気通りに決まりやすいんでしょうね。
皐月賞・過去5データ
穴馬の傾向
先行力のある馬
中山2000mはゴチャゴチャするので、先行力のある馬が強いです。
ダービーを意識して後方からの競馬を教育され、前哨戦でも見事な差し切り勝ちを収めて来た馬は格好いいので人気になりますが、中には偽物も多い。トーセンスターダムとか、トーセンスターダムとか、トーセンスターダムみたいな。
堅実に先行抜け出しの競馬を出来る馬は実力の割に人気が落ちるので狙い目です。勢い任せでもいいからとにかく先行できる馬を中心に考えるのが皐月賞を攻略する上で必須の考え方です。
地味な馬
昔は若葉S組がよく穴を開けたものです。ノーリーズン、ヴィクトリーなんかがいました。日本人は弥生賞とスプリングSのブランドに弱いんですよね。
若葉Sは若葉Sで「敢えて若葉Sを使いました」的な雰囲気があったワールドエースやフサイチジャンクは勝ち切れず。「お前はトウカイテイオーじゃない!」という声が聞こえてきます。なんていうか、エリート感満載の馬は苦しむ傾向が強いです。
サンデーサイレンスの血
サンデーの血が一滴も入っていない馬は皐月賞で馬券になることは許されていません。
「バブルガムフェローが消えても、ダンスインザダークが消えてもやっぱりサンデーサイレンス」なのです。96年皐月賞。フジテレビの三宅アナが得意の絶叫をかましました。
バブルガムフェローは朝日杯3歳S楽勝。休養明けのスプリングSを勝った後に骨折。ダンスインザダークは弥生賞快勝後に熱発。人気を分け合うはずだった2強が回避しても、結果イシノサンデーとロイヤルタッチがワンツー。サンデーサイレンスの恐ろしさを知らしめたレースでした。
馬場の高速化が進み、ブライアンズタイムやノーザンダンサー系産駒の勢いが衰えていくと共にサンデー系の支配力は強まるばかり。
父か母父サンデーサイレンス系は皐月賞で馬券の絡むには絶対条件と言っても良いのです。
とかいって、今年の登録馬にサンデー系の血が入っていない馬は1頭もいません(笑)
サンデーを探すのではなく、いかにサンデーらしいかを考えるのが重要になってくるでしょうね。