残念ダービーとも言われるラジオNIKKEI賞。昔はラジオたんぱ賞という名前でした。
ダビスタに夢中だったときは、「わざわざここを使わないで函館記念に行った方が格好良いじゃん」とか思っていましたが、そんな勇敢な陣営はあまりいません。
昨年はアンビシャスが人気に応えて快勝しましたが、あれはちょっと反則です。だってプリンシパルSを勝っていながらダービーを回避して来ているんですから、そりゃあ勝つよねって感じ。
基本的にはドングリの背比べで、何かしら恵まれた馬が上位に来るレース。いかに「恵まれ要素」を上手に見つけて馬券に活かすかが勝負です。
ラジオNIKKEI賞・過去5年データ
※画像はクリックで拡大します。2011年は震災のため中山開催でした。
穴馬の傾向
内枠強し
福島1800mですから、想像通り内枠有利。開幕週なので尚更。馬券になっている馬はほとんどが3枠より内。
真ん中より外で馬券になっている馬も、巧みにインをついた鞍上の好騎乗があってこそ。
騎手もその辺はわかっているんでしょうけども、そう簡単にはいきません。馬のタイプと合わせて「やろうと思っていることをきちんと出来そう」なコンビをしっかり見極めたいところ。
短縮だろうが延長だろうが1800mっぽさが欲しい
全体的に目立つのは1600mからの延長。追走が楽になるのが良いのでしょう。
逆に2000m以上からの短縮も頑張っています。要は「1800mになってパフォーマンスを上げそう」かどうかが大事なのです。
「東京マイルで決め手不足だった」とか「十分なスタミナ、キレがないにも関わらずクラシック戦線を走らされていた」なんていう不遇な春を過ごしてきた可哀想な馬を狙いましょう。
急上昇中のエセ素質馬、もう疲れちゃってる実績馬に注意
デビューが遅れたけど素質あり。みたいな馬はこの手の重賞では注意が必要です。戦績も綺麗でなんとなく強そうだし人気になるのですが、必ず期待に応えてくれる訳ではありません。
だいたい2-4番人気になるんですが、ほとんどが外れです。
クラシック戦線で頑張ってきて、どっかの重賞で2,3着の経験がある馬も危ない。もう疲れています。
じゃあどうやって見極めるのか?ということになるのですが、とても難しい問題です。一生懸命考えましょう。とにかく「必ず外れがいる」という事実が重要です。
血統・ミスプロ系、ダートでもいけるゴリゴリした俊敏性
小回りの1800mなので、グイグイ前にいける前向きな気性であることが望ましいです。あまりにものんびりしているやつは割引。
ミスタープロスペクター系とか、ボールドルーラー系が入っている馬なんか良いんじゃないでしょうか。
でも、ミュゼゴーストとか、オペラダンジグなんかはもろヨーロッパ調です・・・深追いは禁物。あくまでも困ったときの最後のひと押し的な要素として覚えておきたい、って感じ。