クイーン「カップ」ではありません。クイーン「ステークス」です。
牝馬重賞ですが、マーメイドみたいにびっくりするような大荒れはありません。1番人気は頑張るけれど、何か変な馬を連れてくる、みたいな感じ。
馬券の組み立てはある意味楽かもしれませんね。
クイーンS・過去5年データ
※2013年は函館開催でしたが、アイムユアーズが勝って連覇。2着にはアイムユアーズと同じファルブラヴ産駒のスピードリッパーが入りました。札幌と函館は洋芝ということで結局あまり変わらないのかもしれません。
穴馬の傾向
外枠でも平気
札幌は小回りコースなのですが、人気薄の馬が外枠でも平気で馬券に絡みます。
コース形態は楕円形。コーナーと直線とのつなぎ目が滑らか。だから外からもスムーズに加速して来られる、って感じでしょうか。
函館と見比べると良くわかります。
札幌競馬場
函館競馬場
ね?けっこう違いますよね。スタンドの大きさも全然違いますね。札幌の200万都市の威力を見せつけられます。
これで函館開催の年が内枠独占だったらわかりやすいのですが、8頭立てだったのでイマイチ・・・
とにかく、外枠だからといって評価を下げる必要はない、ということです。
洋芝実績?関係ない
夏競馬と言えば、過去にその競馬場で好走歴のある馬が穴を開けるのが定番です。前走東京や京都の「大箱で凡走」した馬が夏の小回りで息を吹き返すパターン。
でも、クイーンSはあまり関係ありません。むしろ初舞台の鮮度が勝るくらい。
過去の実績よりも、近走の着順のリズムなんかに注目した方が良さそうです。
差し馬
穴を開けているのは例外なく差し馬。
小回りで穴と言えば定番の「内でせこく立ち回ることに活路を見出すやつ」ではありません。
とはいえ、差せる穴馬なんて、見つけるのが大変です。メイショウスザンナだってそれまでの競馬を見てたらなぜクイーンSであんな末脚を繰り出すのか理解に苦しむところです。
前走とか、近何走の上がり3ハロンが~という話では片付けられないややこしさ。
じゃあどうすれば良いのさ、というところですが、そこは新聞なんかを読み込んで騎手の作戦を把握するしかなさそうです。あとは無難に血統で攻めるのが一番かもしれません。
血統・母父サンデーサイレンス
馬場改修後の過去2年で穴を開けた2頭は共に母父サンデーサイレンス。
母父サンデーは、やたら1800m重賞で頑張ります。クイーンSも例に漏れず。
そして、馬場改修前後で変わらないのがキングマンボ。
「キングカメハメハ産駒は数も多いし、基本的に強いので人気の盲点になる回数も多いんでしょ?」
と言われれば、それまでなのですが、実際に来ているんだからしょうがない。無理に逆らわず、きちんと拾いましょう。