アメリカのダートで強い馬というのは、日本の高速馬場に適正があります。
因果関係がどれほど正確なものかはわかりませんが、取り敢えず結果が出ているので馬券的には間違いないでしょう。
おそらく、バンバン飛ばすパワーが必要なアメリカの競馬と、日本のレコードが出るような高速馬場というのは馬が感じる負担とか、逆に気持ち良さとかが似ているんじゃないでしょうか。
パイロの血統表(ニトロ指数付)
ニトロ指数:スピード6、スタミナ1、ダート1
M3タイプ:S系 SL、L(SC)
父系:エーピーインディ系(ボールドルーラー系)
母父系:アイスカペイド系(ニアークティック系)
母母父系:ブレニム系
パイロ産駒の特徴
特徴もクソもなく、とにかくダートの短距離で人気がないときに思い切って買うというのが一番手っ取り早い作戦です。
左回りがベターですが、右回りでも全然いけます。Sっ気が強いので短縮もハマりやすいです。
パイロ情報
パイロの繋養先は、ダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックスです。
北海道は沙流郡(さるぐん)日高町にあります。
何が言いたいかというとダーレージャパンがパイロを連れてきたのはファインプレーだということ。日本競馬会の未来のためにエーピーインディ系の種牡馬は是非確保しておきたいからです。
2016年ドバイUAEダービーを奇跡的に勝利したラニの父はタピットです。北米リーディングサイアーになったこともある強烈な種牡馬。その父はプルピットでパイロと同じ。
ラニの馬主であり生産者でもあるノースヒルズの前田社長は天皇賞馬ヘヴンリーロマンスをわざわざアメリカに置いてプルピットを種付したのです。ケンタッキーダービー制覇を本気で目指している証拠。
海外で強い種牡馬の血を日本にも導入し、万が一芝で大活躍するような産駒が現れたら非常に有意義なことです。今はサンデー系かキンカメ産駒ばかりが大レースを勝っていますが、別な血が入ってこないと日本競馬は廃れてしまいます。
そういう意味で、ボールドルーラー系のパイロの大活躍が期待される訳です。