あまりにも絶妙な重賞。プロキオンステークス。普段GⅠしか観ない人にとってはなんともそそられないレースなのではないでしょうか。
知らない馬しか出ないし、距離も短いし、中京だし。ここを勝ったとしてもフェブラリーSを迎える頃には完全に息切れ。たまに地方競馬でブイブイ言わせているな、ぐらいの感じ。
だからこそ、馬券的にはチャンスですし、ここできちんと出走馬の名前と走りを把握しておけば秋以降良いことがあるかもしれません。
プロキオンステークス・過去5年データ
※画像はクリックで拡大します。2011年までは京都・阪神開催でした。
登録馬
カフジテイク 56.0
キクノストーム 57.0
キングズガード 56.0
クラリティスカイ 58.0
グレープブランデー 58.0
タガノトネール 57.0
ダノングッド 56.0
ニシケンモノノフ 56.0
ノボバカラ 57.0
ヒメサクラ 54.0
ピンポン 56.0
ブライトライン 56.0
ポメグラネイト 56.0
マルカフリート 56.0
ムスカテール 57.0
ワイドバッハ 56.0
ワンダーコロアール 56.0
穴馬の傾向
内枠有利
「日本国旗か!」と突っ込みたくなるほど1枠と3枠の馬ばかり馬券になっています。
中京のダートコースは基本的に内、先行有利でつまらないレースが多いです。坂があるのに不思議ですよね。
前に行った馬もバテるんだけど、タフ過ぎて後ろの馬も疲れちゃう。結果、最後は脚色が一緒になって隊列変わらずそのままゴール・・・。
絶対とは言いませんが、基本的に前有利。差し馬勢から狙うなら内をすくえる器用な馬を。
人気薄なら先行馬
内枠有利と先行有利というのはセットみたいなもんですが、一応。何しろトシキャンディが逃げ切ってしまうようなレースです。
人気薄から入るなら絶対に先行馬から。実際に先行出来るかどうかなんてゲートを出るまでわからないので、近走先行できているかチェックしましょう。
人気薄の差し馬にあまり期待しない
謎の差し馬が大外をぶん回して大激走、とかあり得ません。後方からレースを進めて、最後の最後に大混戦でゴールに雪崩込めるのは力がある馬だけ。人気の差し馬はなんだかんだで格好をつけて来るのでむやみに切るのは危険。
リピーターレースはコース適正重視
ベストウォーリア、キョウワダッフィー、アドマイヤロイヤルが2回馬券になっています。
同じ馬が何回も馬券になるようなレースは、能力よりも適正を重視して予想することが大切です。過去の実績をじっくり調べるとおもしろい穴馬に出会える可能性が高まります。
中京ダート1400mで馬券になったことがある馬、ダート1400mをやたら得意としている馬を探せば良いことがあるかもしれません。
血統・キングマンボ
アドマイヤロイヤルとキョウワダッフィーがそれぞれ2回馬券になっています。どちらもキングカメハメハ産駒。
今年の登録馬では、タガノトネールが母父キングカメハメハ。それなりに人気になると思いますけど、抑えておくべきでしょう。
たまたまかもしれませんが、父ノーザンダンサー系がさっぱりです。馬券になっているのはエーピーインディ系、ミスプロ系、ターントゥ系(サンデーとロベルト)ばかり。