ありなんです。不思議だと思ったことありません?
で、考えてみたらすぐ答えが出ました。
色相環です。
ほら、ピンクと緑、対称の位置にあるでしょう?
「ピンクのヘルメットが緑のターフに映える」という理屈。
・・・終わりです。
・・・
「いやちょっと待て、男のピンクは最近流行っているから違和感ないぞ」
あるいは、
「野球のヘルメットのピンクはどう考えてもおかしい、サッカーのユニホームもピンクは変だ、芝生の上でやっている競技じゃないか」
という意見が飛んできそうです。
「むむむ」ですね。
競馬と野球じゃ、同じ緑とピンクでも割合が違うんです
いくら色相環で逆の位置にあるからといってピンクの割合が大き過ぎたらそりゃドギツイのです。
競馬の場合はちょっと添える程度ですからね。侘び寂びの心です。
競馬場の中でのピンク帽子1つ(最大3つ)に対して、野球場でのピンクのヘルメット9つ、サッカー場でのピンクのTシャツ短パン11人分は全然違いますよね。
敷地面積
東京競馬場:622,635㎡、
東京ドーム:6,580㎡
94倍です
実際に競技に使う面積で考えてもその対比はあまり変わりません。
野球やサッカーなんてせいぜい長辺で100mちょい。
ところが、東京競馬場は直線だけで500m以上(幅は約40m)、一番小さい函館競馬場だって300m弱です。それがグルっと一周2キロ以上にもなるトラックなんですから、桁違いです。
目に映る対象が違う。馬はデカイのです。
野球やサッカーの主役は選手。その選手が身にまとうものがピンクというのは、競馬で言ったらピンク色の馬が走っているような状態です。
そりゃあうるさいですよね。
競馬は、デカイ馬が猛スピードで走っています。その上に乗っている騎手のヘルメットの色を観客がどれくらいはっきり認識しているかというと、そんな大したもんじゃないのです。
勝負服がカラフル
おまけに騎手が着ている勝負服の色もはっきりした黄色とか水色とか、けっこうエグい色が入り乱れています。その中にピンクがちょっと混ざったところで大きな影響はない。
むしろ、ちょっとだから映える。
拡大した静止画像だって、馬に比べれば人間のヘルメットなんてほんの一部です。
だからありなんです。
どこまでがありで、どこからがなしなのかは難しいところです。桜の勝負服までだったらギリOKでしょうか。
◯内厩舎のベ◯ツマークのメンコはアウト。あれは流石にうるさい。ジ◯ンティルドンナの引退式のメンコもキツいですね・・・。そこまでいくと、また違う議論になってしまいますが。
まとめ
なぜ競馬界でピンクのヘルメットはありなのか。
色相環で反対の位置にある。
馬がデカイ
勝負服の色使いがピンクに負けてない
けっこうまともな理由が3つも挙がりました。
どうでしょうか。
江田照男氏に関してはまだ研究の余地がありそうです・・・
netkeiba