オークスに続いて日本ダービーも難解な一戦。配当がつくかつかないかは置いておいて、難解な一戦。
そんな日本ダービーの馬券候補を簡単に7頭まで絞る方法を紹介します。
皐月賞の結果と前哨戦の結果を見れば、一発です。
日本ダービーの馬券候補を絞る方法
簡単、実にカンタンです。使う指標は以下の2つ。
- 皐月賞で5着以内、もしくは5番人気以内
- 青葉賞か京都新聞杯で1着
つまり、直近の強い馬が集まるレースで結果を出している馬か、そこでダメでも世間の評価が高かった馬を買えば良いのです。
基本的に毎年この法則に則ってダービーの結果が出ています。大きな法則には逆らっても仕方がありません。個人の考え、思い込み、願望、モットーなどは一旦捨てましょう。
皐月賞で5着以内、もしくは5番人気以内だった馬はだれ?
皐月賞の結果は以下のとおりでした。
1着アルアイン(9番人気)
2着ペルシアンナイト(4番人気)
3着ダンビュライト(12番人気)
4着クリンチャー(13番人気)
5着レイデオロ(5番人気)
6着スワーヴリチャード(2番人気)
7着ファンディーナ(1番人気)※回避
9着カデナ(3番人気)
ファンディーナが回避するのでとりあえずこれで7頭まで絞れます。
しかし、この中でどう考えても怪しいのが1頭。そう、クリンチャーです。先行馬でキレるタイプでもないし、血統も微妙(父ディープスカイ)。勝っている、あるいは馬券になっているのならまだしも4着というのは実に中途半端。もっとわかりやすい武器を持っている馬のほうを優先したい。なので、心を鬼にしてクリンチャーを外しておきます。
これで6頭選ぶことができました。
青葉賞、京都新聞杯で1着
青葉賞…アドミラブル
京都新聞杯…プラチナムバレット※回避
はい、残り1頭の枠があっさり決まりましたね。
で、本命はどの馬なの?
それを自分で考えるのが競馬の楽しいところです。
アルアイン
皐月賞馬。シンザン記念はどん詰まりだったので実質無敗。毎日杯ではサトノアーサーを破っているにも関わらず皐月賞では低評価でした。今回もまともに走れば好勝負必至。
松山騎手が若いので不安。他の馬が一世一代の激走を見せたら簡単にやられそう。
ペルシアンナイト
皐月賞2着。ついに出たハービンジャーの大物。しかし、デムーロに捨てられる…。ダービーでは戸崎騎手が騎乗予定。
モズカッチャンがオークスで2着。ハービンジャーは東京2400得意。とはいえ、勝ち切るかどうかは別問題。
ダンビュライト
皐月賞波乱の立役者の一人。キングカメハメハ系列はなにか異常な部分を持っていないと東京2400のG1で上位争いをするのは難しい。この馬は重賞でずっと3着なので厳しいか。
エアスピネルでもうまくいって4着のレース。ドスローになればローズキングダムの2着はありますが、この馬にとってスローはかえってよくない。鞍上の奇襲頼み。
レイデオロ
昨年末の段階では世代ナンバーワン筆頭でした。ぶっつけ皐月賞でしれっと追い込んで5着。
キングカメハメハ産駒ですが、ドゥラメンテほどの暴力的な強さは今のところ見せていません。何かしら強烈なアシストが欲しい。
スワーヴリチャード
首が高く不器用で、何かしら不利を受けても文句を言えないようなレースぶりが目立つ。完全にサウスポーで皐月賞では直線でも逆の手前で走っていました。片方の手前に不安があるということは左回りになったからといっても完全に払拭されるわけではないのが悩みどころ。
ハーツクライ産駒は東京2400が得意とはいえ、G1ではそれほど結果が出ていない。ダービーもワンアンドオンリーの1勝、ウインバリアシオンの2着がありますが、「それしかいない」ともいえる。
カデナ
弥生賞を勝つところまではかなりエリートでしたが、皐月賞は「何してた?つーか、出てたっけ?」というレースぶり。
ダービー2勝のオーナー、王道のローテーション、マカヒキと血統の組み合わせが一緒、鞍上はダービー2着2回…などなど一見有利な要素をたくさん持っているのにそう思えない不思議さ。
アドミラブル
2着馬をやたら出す青葉賞馬。先輩たちの無念を晴らせるか注目。今年の状況では一番本命にしやすい馬かもしれません。少なくともヴァンキッシュラン、レーヴミストラルよりは有望だと思います。
3連勝中、前走圧勝、ディープインパクト産駒、と買い要素が揃っています。ただ、今年の青葉賞はやたら時計が早かった(2.23.6)ので、反動が心配。
まとめ
こうして簡単に7頭を選ぶことができましたが、さらに絞り込むには以下の5つの道でどれがしっくりくるかを選択することになります。
- 皐月賞組が結局強い派
- 差してくるディープインパクト派
- ハーツクライを追いかけてしまう派
- (今年の)ハービンジャーを応援する派
- 藤沢流
これで、だいぶ頭の中がすっきりしてきたのではないでしょうか。逆に混乱してきたでしょうか。
楽しんで下さい。
PS
人気次第ではクリンチャーも仲間に入れてあげたい…
あれ?サトノアーサーは?
「池江流」というのもありましたね…
じっくり考えましょう。