昨年こそ全滅でしたが、天皇賞・春の最重要ステップと言っていい日経賞。本番との関連性で言えば阪神大賞典よりもこちらです。
今年はゴールドアクター、サウンズオブアース、マリアライトら有馬記念上位組に加えて、ディサイファ、アルバート、ホッコーブレーヴといった実力馬も出走。
日曜日は高松宮記念がありますが、土曜のこちらも必見です。
日経賞・過去5年データ
日経賞・穴馬の傾向
前走重賞、特にGⅠ組は強いが・・・
前走重賞組、特にGⅡ、GⅠで走っていた格上の馬の信頼度が高く、そこで凡走して人気を落としているような馬の期待値が高い傾向にあります。
ただ、案外不調なのが前走GⅠで連対した馬。昨年もサウンズオブアースが1番人気でしたが道中チグハグで4着に敗退。かつてはマンハッタンカフェ、グラスワンダーという超一流馬が有馬記念の勝利後に惨敗。不思議なものですが、何か強烈な引力を感じます。
やっぱり、年末まで頑張ったつけは大きいということでしょう。調整に苦しむパターンだと思います。
今年は有馬記念1、2着のゴールドアクター、サウンズオブアースが参戦。両方飛ぶ可能性は無きにしもあらず。特にゴールドアクターは調教悪い説が流布してますが果たして・・・
リピーターレース
ウインバリアシオンは出走機会3回で全て連対。ホッコーブレーヴは2着、3着。
1800m、2200m、2500mのような非根幹距離のレースは求められる能力が特殊なの上、レースの質がきつくならないので高齢のリピーターがよく馬券に絡みます。
ネコパンチが逃げ切りや、かつてはテンジンショウグン、レオリュウホウという超人気薄が穴を開けたように、紛れが起きやすいのも特徴。常に波乱の可能性を秘めています。
血統・トニービン&ダンシングブレーヴ
ウインバリアシオンがいるので目立ってしまいますが、トニービンの血は強いです。
昨年の勝ち馬アドマイヤデウスの父アドマイヤドンは母父がトニービン(デウスから見れば父母父)。カポーティスターは父ハーツクライ。共に人気以上に走っています。
ホッコーブレーヴとネコパンチを出したダンシングブレーヴも注目。
要は凱旋門賞を勝つようなヨーロッパの血統が合うということですね。今年のメンバーでどう活かすのかというとそれはちょっと返答に困るんですが。強いてあげればアルバートが父アドマイヤドンなのでいいかもね、ぐらいでしょうか。
日経賞登録馬
アクションスター 56.0
アルバート 57.0
コスモロビン 56.0
ゴールドアクター 58.0
サウンズオブアース 56.0
ディサイファ 57.0
フラガラッハ 56.0
ホッコーブレーヴ 56.0
マリアライト 55.0
ルールプロスパー 56.0
今年は少頭数で伏兵が小粒。明確に狙える要素を持った馬がいません。アルバート、ディサイファ、ホッコーブレーヴに逆転を期待するしかなさそう。