これにて夏競馬の重賞も終了。
今年は、七夕賞、函館記念、小倉記念の覇者が一堂に会する予定。まさにサマー2000シリーズチャンピオン決定戦に相応しい一線になります。
そんな夏の思い出も、秋の天皇賞を迎えるころには記憶の彼方に消え去るのですが・・・それもまた競馬の醍醐味です。
新潟記念・過去5年データ
前走上がり最速とか、いらねえ!
新潟の長い直線は末脚勝負をイメージさせますが、前走上がり最速とかあんまり役に立ちません。
トランスワープが7番人気で1着なので完全に無駄とは言えませんが、最重要ポイントではないことは確か。
前走・小倉記念で凡走
前走小倉記念で凡走した馬の巻き返しが多いです。
たまたまでしょうけど、小倉記念6着の馬がやたら馬券に絡んでいます。ほどほどに負けた馬が良いんでしょう。
残念ながら今年(2016)の小倉記念6着馬はテイエムイナズマで、新潟記念への登録がありません。ちなみに、テイエムイナズマは1週前の小倉日経OPで1着。小倉記念6着パワーは今年も健在でした。
血統・くそディープ
ちょっと前までは、グレイソヴリン系やニジンスキー系、あとはステイゴールドのような長距離のタフな闘いで強い血統が圧倒的に良かったのですが、近年はディープインパクトが猛威を奮っています。
しかし、ディープインパクトであれば何でも良いのかというとそうではありません。キレッキレの「いかにもディープインパクト」って感じの馬ではなく、くそディープの方が向いています。中央場所の華やかな舞台では活躍出来ないやつが狙い目。
やっぱり、それなりに重さを感じさせる馬が上位に来る傾向に変わりはありません。
前走・1-3着馬は?
今年は、七夕賞・函館記念・小倉記念の1着馬が揃います。
しかし、この3レースで1-3着だった馬の新潟記念での成績はそんなによくありません。
夏の重賞に使ってくる馬なんで成績が安定しないのはなんとなく想像がつくんじゃないでしょうか。「前走1着、それを受けて今回1番人気」というのは良くないパターン。
ただし、2番人気以下の場合は事情が異なります。前走重賞で3着位内に入っているにも関わらず今回それほど人気がない馬は意外と走るので注意。迷ったら買い目に入れておいた方が良いでしょう。
まとめ
アルバートドック、マイネルミラノ、クランモンタナの3頭で決まることはまずあり得ないと思いますよね?
じゃあどれを選んでどれを切るのか・・・アルバートドックは若いけど左回りで2回凡走している、昨年2着のマイネルミラノは信頼感がありそうに見えますが逃げ馬なのでプレッシャーはきつい、クランモンタナは前走事故と思われがちですが、一昨年の新潟記念で2着。意外とややこしい状況です。
ちなみに、過去5年で2度馬券に絡んだ馬が1頭もいない点は覚えておいた方が良いかもしれません。