うなぎを食べるということは、カレーを食べるという未来を捨てることになる
みたいなことを村上龍が言ってました。村上龍ではなかったかもしれません。
競馬も一緒だと思います。
事前に考えた、これもあるぞ、と想定していたけど辞めた予想。
結果裏目に出て、「ああ、そっちかー」というやつ。
でも、レース前に「そっち」を捨てたのは自分です。
NHKマイルカップ結果
1着◯メジャーエンブレム
2着△ロードクエスト
3着△レインボーライン
4着 ダンツプリウス
5着 トウショウドラフタ
・・・
16着◎アーバンキット
重賞を勝ったことがある馬が上位独占。
メジャーエンブレムはともかく、あとはハイペースになったから上に来たぞ、なメンバー。
アーバンキットはちょっと急ぎすぎましたね。控えても馬券には絡めなかった気がしますけど。
シュウジではなく、レインボーラインを☆にしていれば当たりでした。印の打ち方がなあ・・・
でも、こういうのは紙一重のようでそうでもないと思います。
レインボーラインは買う要素がきちんとありました。
- 母父フレンチデピュティはNHKマイルに相性抜群。
- 前走不利があって負けている。
- 重賞勝ちの実績があるのでここでも通用する。
別に難しいことを考えなくても、馬券になる理由がはっきりとわかる馬です。
でも外枠だしなあ・・・ステイゴールドでC系だから余計買いづらいなあ・・・ってみんな迷ったと思います。私はかなり迷いました。
迷いましたが、「血統が良いからとりあえず入れとけ」という結論に至って△。だから何回予想しても本命はおろか、☆とか▲にもしなかったと思います。内枠にあれだけ買えそうな馬が固まると順番が回ってきません。
ある程度、競馬を覚えて情報収集するようになると、買い要素とか消し要素って簡単にわかるようになります。
そこまでは腕の違いなんかではなく、単に情報収集をやるかやらないかだけの話です。
いざ予想するときに、集めてきた情報を整理して、どれを上にとるか、どれを捨てるかが一番重要。上手な人ほど余計な情報を見事に捨てているような気がします。
今回のNHKマイルカップは、「枠なんて関係ねえ。フレンチデピュティだからレインボーラインだ!」と言えた人の勝ちです。血統が良ければ枠の悪さは目を瞑ろう、という勇気が必要でした。
もちろん枠がすべてを凌駕するときもありますから、難しいです。
でも、決める時はビシっと決めないといけませんねえ。
これって普通の仕事でも同じですよね・・・かき集めるだけなら誰でも出来る。でも、整理してまとめるのが大変。要らないものを捨て、こうと決めたら最後までやり切る。
来週こそ見事にGⅠを当てて自慢したいですねえ。