中山金杯クソ展望・過去5年データ、穴馬の傾向。トップハンデが強い理由

一年の計は金杯にあり。なんて言います。

競馬ファンも忙しいですね。つい先週まで有馬記念で正月の餅が~とか騒いでいたのにもう金杯。
中山と京都で行われる新年一発目の重賞・金杯はお正月の風物詩です。

ここでガツンと当てれば正月休み明けの足取りも軽くなるどころか、今年1年の馬券の活況も約束されたようなものです。

中山金杯・過去5年データ

中山金杯・血統、着順データ2015-2011※クリックで拡大します

ハンデ戦は、トップハンデが強い

実績のある馬がトップハンデを背負い、人気になったら穴党はアラ探しを始めます。でも、上手くいきません。

トップハンデ馬は強いのです。

自分のいい加減な相馬眼よりもハンディキャッパーの決断を支持しましょう。
日本のハンディキャッパーは世界一優秀と言われています。彼らが認めた実力馬に無理して逆らう必要はありません。

しかもこの中山金杯は例年トップハンデ馬がしっかり好走してしまう。有馬記念に出られなかった、あるいは敢えて出なかった実力馬が、よくわからないオープンに毛が生えたような馬を相手にしたらそりゃあ勝つんです。
1年の最初の重賞なので陣営も勝負になりそうな馬はしっかり仕上げて来ますから余計勝ちやすくなります。

斤量問題でもうひとつ、特に57.5とか、「0.5」の馬は好走率が高いです。
何故かと言うと、ハンディキャッパーが悩む存在だからです。57じゃ軽いし、でも58にしちゃうとなあ・・・みたいな。
そこまで気にするということは、出走馬の中で確実に肝になる存在なのです。

中山金杯におけるトップハンデが強い現象は、ハンディキャッパーの優秀さと施行時期の組み合わせによって出来上がっている構図です。全てのハンデ戦でトップハンデ馬から買うべきと考えるのはさすがに無理があります。

5~7歳馬が強い

これは強いというか、良さ気な4歳馬は出てこないと考えるべきでしょう。

優秀な3歳馬は有馬記念や金鯱賞、チャレンジCなど12月に良い重賞が揃っているのでそっちに出ます。
もう少しクラスが下の売出し中の馬は、逆にもっとじっくりやろうや、ということになり休みに入ったりします。

ちょっとレベルが落ちる馬にしても、秋の最初の大目標である天皇賞秋や菊花賞は10月から11月頭、その後余力があってもよい状態で使えるのは12月の重賞。有馬記念に使いたい馬でなければさっさと休んでしまいます。
1月の金杯は実に中途半端な位置にある訳です。

ジャスタウェイが実に中途半端な競馬で負けているのを見ても、やはり明け4歳馬にとっては微妙なレースだと言わざるを得ません。

重い血統。長距離砲を素直に狙う

やはり冬の芝はちょっと重い、はず。
これまではサンデー系の長距離種牡馬、ジャングルポケットなど春の天皇賞でも勝負になる種牡馬の産駒が優勢でした。
大雑把に見れば、父は母父がサンデー系で、さらにヨーロッパ調のノーザンダンサー系のナスルーラ系の血を持つ馬が良かったということです。

昨年は人気とはいえキングカメハメハ産駒が1、3着。もしかしたらターニングポイントかもしれません。

2015年の金杯は馬場改修後初めてレースでしたから、今年もまたキングカメハメハが猛威を奮うかもしれません。当日の馬場をしっかり確認しましょう。

有馬記念の結果も参考になるはずです。

怪しい人気馬の見分け方

なんとなく近走の成績が良くても、それが夏からずっと使ってきている馬だったら軽視しましょう。

寒い冬はやはり疲れがドッと込むです。

逆に、夏休んで11、12月にこっそり復帰して惨敗。そしてここ、というのは当然期待できます。

まとめ

・トップハンデ強し
・4歳馬弱し
・キングカメハメハ?
・疲れが溜まっていない馬

なんというか、あまり傾向に固執せずに普通に予想するのが一番かもしれませんね。