中山と同じ日に行われる京都金杯。
今は1600mですけど、昔は2000mでした。今思えば、どっちも2000mなんて、ふざけた話だと思います。コースの特徴が違うし、関東馬関西馬の違いもあるのでそれはそれで面白いんですけど。
京都金杯、というか1月2月の京都開催はとにかく内枠買ってりゃ当たると言われています。
でも、本当に全部のレースで1~4枠を無鉄砲に買っていたら儲かりませんで。この時期の馬場は内が有利というのは誰でも知っているので人気になるのです。
内枠ベタ買いローラー作戦はここぞというときに使うべきです。使った時に限って外枠の差し馬が上位独占したりするんですけどね。
大まかな傾向は把握しつつ、柔軟な態度で臨みたいものです。
京都金杯過去5年データ
圧倒的に内枠有利
一目瞭然。圧倒的に内枠有利です。
半分より外、5ー8枠の馬が馬券になったのは2回だけ。
2014年のガルボは例によって道中しっかりインコースでポジションを守った岩田騎手の好騎乗。
2012年のアスカトップレディは前走2000mの愛知杯で先行して10着からの巻き返し。短縮&差しに回る位置取り変化という二重のショックが効いていました。この年は内枠に明らかに弱い馬ばかり集まっていたというのも手伝いました。
それを事前の予想出来るのか、と言われれば難しいんですが、半分より外枠に入ってしまった時点でかなり苦しいことは間違いありません。
血統・長距離血統が強い。サンデー系×ノーザンダンサー系ばかり
見事に父と母父の組み合わせがサンデー系とノーザンダンサー系ばかりです。
ディープインパクトは京都が得意なのは有名なので置いておいて、注目すべきはスペシャルウィークとマンハッタンカフェでしょう。
共に春の天皇賞を勝ったステイヤーです。母父を見てもサドラーズウェルズやカーリアン、ジェネラス(ニジンスキー系)とスタミナ豊富な血が並んでいます。
マイネルラクリマとマイネルメリエンダの父チーフベアハートは、同じく春の天皇賞を勝ったマイネルキッツを送り出しています。
さらに2011年の勝ち馬シルポートの父ホワイトマズルの産駒には菊花賞馬アサクサキングスがいます。
同じコースなのに、マイルCSと傾向が違うのは何故?
同じコースで行われるマイルチャンピオンシップは時々ダート色の強い血統が上位に来ますが、金杯に関してはまるで景色が違います。
昨年は断然格上に見えたグランデッツァ(前年のマイルCS3着)がコロッと負けましたよね。
一流馬が揃い、馬場も良くてスピードが出る日のGⅠと、冬の不安定な気候の中、クソメンバーで行われるGⅢではレースの流れも違うし求められる適正も微妙に変わるということです。
開催時期、出走するメンバーのレベルによって上位に来やすい血統の傾向も変わるというのは覚えておいた方が良いでしょう。よく考えてみれば当たり前のことです。コースが同じならばいつ、どんなメンバーでやっても傾向は同じというのはおかしいですよね。
まとめ
とにかく内枠有利です。枠に加えて、内を突けそうな馬&騎手かというのも検討する必要があります。
血統は、スタミナ重視。でもディープインパクトは抑えましょう。
ディープ産駒はこなれてくるとパフォーマンスが落ちます。若い馬や、初重賞、上のクラスに来て間もない馬こそチャンスです。先物買いが効果的。
とにかく枠順。外にダメな人気馬、内に買い材料満点の人気薄になるのを祈るばかりです。