意外にも中央ダート重賞は1勝のみ。むしろ芝短距離での活躍が目立ちます。
しかし、短縮時の中距離、休み明けのダート短距離、未勝利戦はいつでもどこでも。激走のフィールドが広いです。
長距離戦以外はとにかく怖い。クロフネ伊達じゃないです。
クロフネの血統表(ニトロ指数付)
ニトロ指数:スピード5、スタミナ1、ダート2
M3タイプ:S系(S(LC)、S(L))
父系:ヴァイスリージェント系(ノーザンダンサー系)
母父系:フェアウェイ系(ファラリス系)
母母父系:アイスカペイド系(ニアークティック系)
代表産駒
・カレンチャン
・スリープレスナイト
・クラリティスカイ
・フサイチリシャール
クロフネ産駒の特徴、強み、弱点
・短縮得意
・休み明けが得意
・揉まれ弱い
短縮が得意
基本的にパワー押し切りたいタイプなので短縮は効きます。
揉まれたくないので広いコースの方が良いです。
スタミナが豊富な産駒は少ないため、2000m以上なら短縮時に買いたいです。
ただ、ショックが効くので大幅な延長で穴を開けることも。
休み明けが得意
ダート短距離に休み明けで出てきたときは要注意です。
前走惨敗だろうが、調教がなんだろうが豪快に穴を開けることもしばしば。
揉まれ弱い
馬群の中で溜めて末脚爆発、ということは基本ありません。
サッといってサッと勝負をつける。それがクロフネです。
その他細かい話ですが、未勝利クラスで、ノーザンダンサー系がクロフネしかいないような場合もよく穴を開けます。
もう何がなんだかよくわからないクソミソ未勝利戦では、相対的に有利なのでしょう。
見つけたら狙ってみても良いと思います。
母父になるとイマイチ。ニトロがスッカスカ
まだ決めつけるのは早いかもしれませんが、クロフネは母父として致命的な欠点を持っています。
ニトロがスッカスカです。
奥の方に優秀な血が集まっているので、母父になると残るのがアイスカペイド1本だけ。スピード+2にスタミナ-1です。
母母父に助けてもらうしかありません。ですが、クロフネって最初に配合する時点でだいたい母父サンデーとかなので、大幅な上積みってほとんど期待出来ません。
似たような例ではシンボリクリスエスもそうです。勿体ない血統構成なんです。
ニトロがスッカスカの馬はトップクラスのGⅠで消耗戦になったときにまず最初に脱落していきます。(全部なじゃないですけど)。
古馬芝GⅠでは母父クロフネは相当厳しいと思います。
まとめ
クロフネといえば、このレース。揉まれさえしなければ、少々のロスなんて関係ない。
気分良さそうに(内心はわかりませんが)、暴走しています。