函館2歳ステークス・クソ展望。過去5年データ・穴馬の傾向

個人的に2歳戦は難しいと感じているので好きではありません。

1回2回しか走ったことのない馬なんて判断しようがないですよね。そこを上手に見分ける人は本当に凄いと思います。

結局、血統を見るか、調教を見て決めるぐらいしか思いつかないのですが、どっちにしろそんなに信用出来ないんじゃないでしょうか。

VTRを一生懸命見ると言ったって、若駒の場合「前走は良くても今回は別馬だった」というケースが多発するので真剣に取り組む気にもなれません。

それでも何かしら突破口はあるはずなので、少しずつ仲良くなりたいと思っています。

函館2歳ステークス。過去5年データ

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なんだかんだで前走新馬戦

当たり前のような気もしますが、前走新馬戦の馬が圧倒的に強いです。

勝ち上がるのに2戦以上掛かるやつっていうのは結局弱かったり、何かしら問題を抱えている。仮に2戦目で変わり身を見せて未勝利戦を勝ってきたとしても、新馬戦をすんなり勝ち上がる馬よりは総合的に劣る可能性が高い、ということになります。

この早い時期にデビューさせるぐらいですから、厩舎関係者としても「こいつは仕上がりが早いぞ」と思って使っているんです。なのに緒戦で結果が出ないということは・・・という話。

目を見張るような買い材料がない限り、基本的には新馬勝ちの馬から狙うのが無難です。

前走未勝利戦で馬券に絡んだ馬の共通点

過去5年で前走未勝利戦でありながら馬券になったのは、2014年タケデンタイガー、2013年プラチナティアラ、と2011年アイムユアーズの3頭です。

このうち2頭は牝馬。基本的に牝馬は仕上がりが早く、この時期は斤量差もないぐらいなので、牡馬よりは強いかなと思ってもらって良いんじゃないでしょうか。

血統は、タケデンタイガーが父フレンチデピュティ母父サクラバクシンオー。クロフネ(父フレンチデピュティ)が函館芝でよく穴を開けていますし、サクラバクシンオーは名スプリンター。プラチナティアラが母父マイネルラヴがスプリンターズステークスの勝ち馬。アイムユアーズの父ファルブラヴは洋芝に実績がある血統。それなりに函館1200mで好走する絵が浮かぶよね、という雰囲気はあります。

あとは、未勝利戦を1番人気で勝っているとか、新馬戦も1番人気だったとか、それなりに高い評価を受けたことがあるというのもポイントになるのではないでしょうか。

前走上がり1位が良い理由

前走上がり最速は好成績。

そんなこと言ったって、新馬戦だし、前走1着馬がほとんどなんだから当然のような気もしなくはありませんが、それらしい理由を見つけることは出来ます。

新馬戦は逃げ馬絶対有利説

新馬戦は、初めて競馬場に連れてこられてみんな訳がわかない状態で走るので、折り合いをつけながら競馬をしようとするとなかなかスムーズにレースを運べません。なので超スローになります。つまり前が有利な展開です。

そんな中、金(勝利)に貪欲やつが前に行っちゃうと結果的に誰も追いつけない。格好つけて差しに回るとすごく不利なのです。

もし、将来のことを何も考えずに逃げれば勝てる確率は高まります。強い馬なら上がりもまとめて来ますが、そうでない場合は逃げ馬が上がり1位って普通はあり得ないですよね。

だから、新馬戦で上がり1位しかも1着ってことはそれなりに強い、再現性が高いぞ、と推測出来る訳です。

前走1着で上がり2位以下は壊滅的な成績

ちなみに、「前走1着だけど、上がり1位じゃなかった馬」は、
過去5年で『0-1-1-24
過去10年で『2-1-2ー43
で共に複勝回収率は63%です。

バッサリ切るには使いやすいですね。基本的にはダメ。来るからには相当な理由がある、ということです。

逃げ切りは意外と少ない

過去10年で見ても逃げて馬券になったのは2014年のアクティブミノルだけ。2着3着もないわけですから、これは少ないと言ってもいいのではないでしょうか。

前走逃げて1着の馬は多いけど、本番も逃げて上手くいくやつはほぼ皆無。

きちんと前に馬を置いて差して来れそうなやつじゃないとダメ、ってことですね。

血統・ダートっぽい

同じ種牡馬の血を父か母父に持つ馬が2頭馬券に絡むケースが目立ちます。あとは2年連続。

サクラバクシンオー、ダイワメジャー、クロフネ、スウェプトオーヴァーボード、ダンスインザダーク。

去年来たから今年も狙うとか、買いたい馬が◯◯産駒だから相手にも・・・みたいな血統作戦は、ただ単に生産界の流行りとかもあるので今年使えるかどうかはわかりません。信じ切って上手くいくかどうかは博打。馬券そのものが博打ですけど。

強いて言うならば、函館1200mということでダートでも強い種牡馬や、短縮で激走しやすいキツい性格の馬を多く出す血統に注目するのが良いでしょう。