GⅠレースの予想で大事な5つのポイント

kanegen

競馬をやるなら、GⅠレースを当てたい。大レースの馬券を当てることは競馬の醍醐味です。

有名な馬が出走しますし、出回る情報も多いため、あれこれ考えて予想するのも楽しいですよね。

新聞やネットで出回る直前の情報も確かに大切ですが、長い目で見た場合もっと大きな視点で捉える方法を身につけて応用させて行く方が賢明です。

近走の成績や、当日の人気に振り回されて大事なことを見失わないためにも、是非早いうちに自分のものにして欲しいです。

この記事では、GⅠレースの予想で大事なポイントを5つ紹介していきます。基本となるのは「実績」です。それほど難しいことではありませんので、今週から取り入れてみて下さい。

1.GⅠでの好走実績を重視する

過去にGⅠレースで好走したことがある馬というのは、当たり前ですが能力が高いです。

GⅠは強い馬が集まって走るのでレースの流れも厳しくなり、条件戦や前哨戦よりも底力を問われる展開になりやすいです。

近走の成績が振るわなくても、厳しい流れで突然持てる力を再び発揮して波乱を演出する馬が隠れていないか必ずチェックするようにしましょう。

2.格が上の馬を重視する

「競馬は格」という言葉があります。スピードやスタミナのような「能力」ではなく「格」です。

GⅠレースはレコードホルダーが勝つわけではないのです。

本当にあるのかどうか証明するのは難しいですが、長い歴史の中で「格」を信じざるを得ない結果が数多く存在するのもまた事実です。

格を簡単に判別するには、その馬の最高実績を見ることです。GⅢ5勝よりもGⅡ1勝。GⅡ3勝よりも、GⅠ2着1回の方が偉いのです。

3.コース実績を重視する

前哨戦と本番ではコースが違うことが多いです。

東京競馬場で行われる天皇賞秋の前哨戦は、東京の毎日王冠、京都の京都大賞典、中山のオールカマーの3つが有名ですが、本番と同じ東京競馬場で行われるのは毎日王冠だけです。

実際に好走する馬が一番多いのは東京競馬場で行われる毎日王冠出走馬です。

前哨戦の結果はみんなが注目するので人気に反映されてしまいますが、例えば東京競馬場が得意な馬がオールカマーを経由して天皇賞秋に出走することだってあるわけです。そうすると、オールカマーでは着外だったけど、得意の東京競馬場に舞台が変わって激走する、なんてことが起きます。

中山競馬場が得意な馬が天皇賞秋で凡走して有馬記念で激走なんてこともよくありますよね。

なんだ当たり前じゃないかと思われてしまいそうですが、人気の盲点というのはそうやって作られるのです。みんな意外と忘れてます。自分だけは忘れないようにしましょう。

4.実績の割に人気がない馬を狙う

穴馬券を獲る上で大原則ですが、これはGⅠレースであろうと変わりません。むしろ、世間の注目が集まりオッズの歪みが生じやすいGⅠでこそ一番威力を発揮する作戦と言えます。

その馬が得意なコース、展開、騎手との相性なんかは、ちょっと調べればわかることですし、新聞やネットに出回っています。

しかし、そうした馬の特徴、実績に対して人気が妥当かどうかというのを判断するのは自分自身です。オッズに惑わされずに判断するクセをつけて下さい。

「馬券の期待値」という言葉を目にしたことがあると思いますが、要は「オッズに対して美味しいかどうか」です。

実績と最終的オッズを天秤にかけること。これが一番大切です。

コツとしては、馬の状態は一度無視してしまうことです。全馬100%仕上がっているという前提で考えると冷静な判断をしやすくなります。

5.ハズレを恐れない。長期的な視野を持って戦う

春のGⅠは10レース、秋のGⅠは11レースあります。

全てを当てようとは思わないことです。しっかりと自分のスタイルを貫いて下さい。

自分のスタイルで当てられるレースをしっかり当て、的中した時は効率よく回収出来るように馬券を組み立てることが大切です。

9連敗しても最後の1回で全て回収できれば馬券的にはれっきとした「勝ち」です。

途中で弱気になって金額を下げたり、自分のスタイルを崩してしまうと、当たった時の回収率、回収額が下がってしまいます。それでは的中レース数が増えても意味がありません。

大まかでも構わないのでシーズンが始まる前に予算を決めて、1レースにいくら使うか資金配分をしておきましょう。もちろんシーズン途中からだってかまいません。今始めるのが最速なのですから。

まとめ

馬券に正解はありません。一戦必勝が正義、という考え方もあるでしょう。

しかし、とにかく目の前のレースを当てたいと思って取り組むとかえってなかなか当たらないものです。

一歩引いて余裕を持ち、長い目で見て競馬を楽しむことを忘れないで下さい。そんなことが馬券力向上への近道だったりするのです。