エリザベス女王杯の過去5年データと穴馬の傾向を紹介します。
当日、女性は京都競馬場の入場料が無料になります。秋の紅葉ととも競馬を楽しむのも悪くないのではないでしょうか。
最近はブエナビスタやジェンティルドンナのせいでこのレースは女王決定戦というより2号(二軍)の闘いのような感じになっていますが、立派なGⅠです。2200mという特殊な舞台で行われるため、馬券的な妙味も生まれやすい、いいレースです。
エリザベス女王杯・過去5年データ
※クリックで拡大します。ごめんなさい。スマホは見づらいので画面を横にして下さいm(_ _)m
府中牝馬S組は苦戦、長距離からの期待値が高い
一番正直でまっとうな前哨戦は府中牝馬Sですが、ここを勝ってしまう馬は危険です。
府中の1800mと、京都の2200mではまるで世界が違うということ。競馬の基本ですね。所変われば品変わる、です。むしろ、府中牝馬Sで半端な走りをした馬の方が期待できます。
京都大賞典やオールカマーを使ってくるような男勝りが強いのは当たり前ですが、2200m以上の条件戦からやってくる馬も好走しています。つまり距離短縮組は要注意です。
春のクラシックに出ていない馬が強い
京都の2200mは、いわゆる非根幹距離のため特殊な適正が求められます。
桜花賞1600m、オークス2400mで強かった馬が、2200mになって突如100%の力を発揮するやつにやられてしまうのです。
ラキシス、アロマティコ、レインボーダリアが勝っていること、ヌーヴォレコルトやヴィルシーナ、アパパネが苦しんでいることからもそれがわかります。
春のクラシックで好走しているため、消耗して秋にダメになる、という考え方も出来ます。
牝馬の場合は秋を迎えて力関係の逆転が起きやすいということが重要です。
京都はどこまでいっても内枠注意
昨年のラキシスもそうですが、2010年、スノーフェアリーが4コーナーでワープしたのも印象的です。
とにかく京都はインが有利。器用に立ち回れることは大きな武器です。
大外一気のデニムアンドルビーは凡走、正攻法のアパパネはもがき苦しみました。去年のディアデラマドレも、最後の末脚は凄かったですけど、あれじゃあ届きません。
リピーターレース
エリザベス女王杯に限らず、1800mや2200mの重賞はリピーターレースになりやすいです。
特殊な条件なので、得意な馬が年に1度の大仕事をやってのけます。
1600や2400と違い、心身の消耗が少ないことも、複数年に渡って同じ馬が馬券に絡む原因になっています。秋の天皇賞とは真逆の状況です。
血統はキングマンボ。
同じ馬が何度も絡んでいるので判断が難しいですが、強いて言うならキングマンボの血はこのレース向いています。
キングカメハメハ産駒のアパパネやアロマティコ、ディアデラマドレが馬券になっており、2013年の覇者メイショウマンボの父スズカマンボの母父はキングマンボ。大穴を開けたピクシープリンセスの母父もキングマンボです。
基本はちょっとずれたやつ
末脚がキレる、いかにもディープインパクト産駒!というやつが苦戦しているように、ちょっとズレたやつが好走しやすいことがポイントです。
京都といえばディープインパクトですが、まだ1勝していないことからもそれが伺えますよね。
北川景子や新垣結衣、堀北真希や武井咲ではなく、池脇千鶴のようなちょっと影のある演技派が活躍するのがエリザベス女王杯なのです。アカデミー賞じゃなくて、カンヌ。違うか。
まとめ
京都2200mは特殊な世界です。
学生時代はメガネで三つ編み。でも大人になってコンタクトにしたらめちゃくちゃ美人だった、みたいなちょっとクセのある馬を拾いましょう。
個人的な妄想の暴走です。
名レース。武豊の位置取りショックの総決算。これぞ競馬の醍醐味です。