エリザベス女王杯・クソ回顧。スロー。スロー・・・。スロー!あと福島記念とか武蔵野Sとか諸々・・・

怒涛の重賞4発、全て逃げ先行馬が、しかも穴馬が馬券に絡むという衝撃的な週末。競馬の基本を見せつけられた気がします。

絶対能力的な話が好きな人や、消耗戦至上主義にとっては辛い2日間だったのではないでしょうか。

興味深い結果ではありますが、これが普遍的な結論とはなり得ないので、後に引かないほうが良いと思います。

エリザベス女王杯・結果

1着△クイーンズリング
2着 シングウィズジョイ
3着◯ミッキークイーン
4着 パールコード
5着 プリメラアスール
・・・
14着◎プロレタリアト

あまりにも素っ頓狂な予想でした。反省はほどほどにするべきだと思いますが、それにしてもちょっと・・・

たとえ1コーナーで不利を受けなかったとしても、プロレタリアトはどうにもならなかったでしょう。過去の激走馬の傾向に当てはまっていたといはいえ、今回のメンバーで果たしてどうなんだ、という部分はもっと精査すべきだっと思います。

かといって、難しいことを考えすぎて外すのもまた競馬なので一概にどうこう言えることではないのですが。

マリアライトは不利がなければもうちょっと頑張ったでしょうけども、逆に言えば去年はそれだけ上手くいったということ。宝塚記念も同じ。競馬は、いや、馬券というのもは「上手くいったら勝てる」的な馬を選ぶゲームなのですから、上手くいかなかったら負けるんです。それはしょうがない。

ミッキークイーンは中一週でジャパンカップに出る気合があればと思いますが、登録はありません。この馬はなんだかフラフラしてしまいますね。どこかでもうひと花あってもいい才能の持ち主だと思います。

シングウィズジョイは、私が散々バカにしている母父シンボリクリスエスなのですが、こういう展開なら騎手の腕なんかもプラスされてGⅠでも馬券になるらしいです。勉強になりました。長期的に見たらバカにしていた方が得な気がするので、次に痛い目を見るまでは同じ視点でいたいと思います。

次走期待馬

マリアライトを有馬記念で買うのはありでしょう。

他の馬は、間隔を開けずに重賞に出てきても話半分という感じじゃないでしょうか。

シュンドルボンとか、マキシマムドパリとか、結局こんなもんなんだと思います。前提条件が揃って、いざ枠だの展開だのというところもバッチリ恵まれない限り、驚くような走りはしないのです。

あと、枠の差感が半端じゃないパールコードとか。「これは成長した」と確実に判断できるラインを超えない限り同じだと思います。

福島記念・結果

1着 マルターズアポジー
2着△ゼーヴィント
3着▲ダイワドレッサー
4着 マイネルハニー
5着△ケイティープライド
・・・
10着◎ウインインスパイア

ありそうでない。いや、全然ない感じだったウインインスパイア。リピーター狙いというか、フラアンジェリコパターン狙いだった訳ですが、かなり的外れでした。

福島記念と上手に付き合うには、逃げ先行馬を中心に考えるのが鉄則だと思いました(しかも去年そんな記事を書いてた・・・)。マイネルハニーが4着に負けたのはちょっとざまあみろだったのですが、それでも4着な訳で、結局前にいけるやつはそれなりに格好はつけるんです。

前走マイルで逃げ勝ったマルターズアポジーが勢い良く逃げて押し切り。現時点でも、将来的にもゼーヴィントの方が格上だと思うんですが、結果はこうなるんです。来年もまた同じになるとは限りませんが、目を瞑って、えいやっと馬券を買うなら先行馬に限ります。

次走以降の注目馬

シャイニープリンスはもっと距離を変えて揺さぶるべきじゃないでしょうか。1600mから2000mで激変、小回りから大回りの変化で持ち応えたものの、地の力はたかが知れている訳で、ずっと同じ距離を走らせたらそりゃあそうなるよって感じです。

展開的なあやを覆せないゼーヴィントやダイワドレッサーは成長待ち。マイネルハニーは1回大凡走してもらってから。

武蔵野S・結果

1着◎タガノトネール
2着△ゴールドドリーム
3着 カフジテイク
4着△キングズガード
5着 ドリームキラリ

こういうときに2、3着馬をきっちり評価出来ないあたりが下手くそだなと思いました。

それでも、私はゲスいのでタガノトネールの単複とか馬連でちゃっかり回収するんですが、勇者は3連系をバッチリ仕留めるもんです。

タガノトネールは「リピーター」というだけで買える訳ですから、「前走快勝のカフジテイクは今回どうなんだ」とか、「3歳馬のゴールドドリームはここでも通用するか?」みたいな判断を上手にこなすが本当の達人です。

あるいは、モーニンを△まで落としたり、ノボバカラはもう1600mじゃあ持たないと読み切る力。

この辺のシビアな選球眼をもっと磨かないといけないなと思った次第です。

次走以降注目馬

チャンピオンズCでどうこうとなると、当然ゴールドドリームです。あとは無理。

モーニンはどうせそんなに人気落ちないでしょうけどフェブラリーステークスで。

東京マイルの重賞で、差してくるけど勝ち切れない馬に対しては、これ以上の舞台での活躍を期待するのは禁物かと思います。

「いつか勝つなら、今勝つでしょ」という中途半端な標語を提示して、さようなら。

まとめ

デイリー杯2歳Sは、もしディーワパンサが阪神JFに出てきて人気が落ちてたらラッキーぐらいじゃないでしょうか。