馬券に役立つクソ種牡馬事典。ディープインパクト産駒の特徴を紹介します。
重賞レースでまず考えなければいけないのはとにかくディープインパクト。
「ディープインパクトを制するものは馬券を制す。」というのも大げさな話ではありません。
ディープインパクトの血統表(ニトロ指数付)
ニトロ指数:スピード6、スタミナ5、ダート0
父系:サンデーサイレンス系(ヘイロー系)
母父系:リファール系(ノーザンダンサー系)
母母父系:ドナテロ系
代表産駒
- ジェンティルドンナ
- キズナ
- ミッキークイーン
- ミッキーアイル
- ディープブリランテ
- リアルインパクト
- トーセンラー
- ダノンシャーク
- ハープスター
- ヴィルシーナ
- マルセリーナ
- リアルスティール
GⅠひとつ勝ったら満足してやる気をなくす馬がほとんどです。
ジェンティルドンナって本当に偉い馬ですね。石坂調教師が余程怖かったんでしょうか。違いますね。
ディープインパクト産駒の特徴
- 休み明けに強い
- 連続好走しない
- 上がりの脚がずば抜けて速い
- 長距離が苦手
量が豊富で休み明けに強い
Mの法則的な考え方ではディープインパクト産駒は圧倒的な量を持っているため、休み明けに非常に強いです。
オープン特別からGⅢレベルで、意外と人気にならないときは狙い目です。
前走で凡走していても、間隔を開けてリフレッシュしていれば、力を発揮しやすくなります。
連続好走は厳しい
休み明けに強いということは、裏を返せば1戦毎の消耗が激しく、疲れやすいということになります。
ジェンティルドンナがあれだけ長い間一線級で戦えたのも適度に間隔を開けながら走ったからです。
キズナ、ミッキークイーン、ダノンシャーク、トーセンラーなど最近のGⅠ馬もみんなそう。徐々に消耗して力を発揮できなくなる可能性があることは頭に入れておきましょう。
クラスが上がったり、相手が変わる場合は、疲れよりもクラス鮮度が上回ることが多いので判断は難しくなります。
圧倒的な上がりの速さ
これはいちいち説明しなくもいいくらい有名ですが、とにかく末脚がキレます。切れまくりです。
スローのヨーイドンになれば右に出るものはいません。京都の高速馬場に強いのもそのため。
反対に、ダラダラ同じペースが続くような短距離戦は強みを活かせないので割引が必要です。
3000m以上に弱い(消耗戦が苦手)
3000m以上のレースで弱いことで有名なディープインパクト産駒ですが、原因はスタミナ不足というよりも消耗戦に弱いことにあります。
1200m、1400mで弱いことと原因はほとんど同じ。
3000mを超える重賞は、菊花賞や阪神大賞典、天賞賞(春)がありますが、これらは3歳にとって初めての長距離レース、阪神のタフな馬場での長距離、古馬の長距離ナンバーワン決定戦と、特殊な舞台のため激しいレースになりやすいのです。
道中ダラダラ走って最後にバキューンっという得意技を使いづらい環境では著しくパフォーマンスを落とします。
2200mや2500mの変な距離も同様にあまり得意ではありません。
まとめ
ゆったり溜めて、最後にバキューン。上がり勝負では無敵です。
消耗戦は苦手。一戦ごとの疲れも出やすいタイプ。
ラストインパクトやニューダイナスティなど、明らかにタイプの違う馬もいます。いわゆる鈍足ディープです。こんな馬は上の特徴が当てはまらないことが多いので、1頭ずつ個性を見極める必要があります。