ダンスインザダーク産駒の特徴。ミスター菊花賞。鮮度が重要で飽きさせない工夫が必要。

菊花賞といえばダンスインザダーク。ダンスインザダークといえば菊花賞。

そういう時代がありましたが、最近は産駒も減ってきてしまいました。

これからは母父としての活躍も期待されるところです(2015ラブリーデイが大活躍)。

ダンスインザダークの血統表(ニトロ指数付)

Dance in the Darkニトロ指数:スピード7、スタミナ7、ダート0
M3タイプ:M系(S(LC)、LC(S))

父系:サンデーサイレンス系(ヘイロー系)
母父系:ニジンスキー系(ノーザンダンサー系)
母母父系:リボー系(セントサイモン系)

ダンスインザダークの代表産駒

・クラレント
・ツルマルボーイ
・デルタブルース
・スリーロールス
・ザッツザプレンティ
・ダークシャドウ

ダンスインザダーク産駒の特徴、強み、弱点

・スタミナはあるけど飽きやすい
・そんなにキレない。パワータイプ
・道悪が得意だけど、バラけすぎると投げ出す

スタミナはあるけど飽きやすい

菊花賞は勝ちまくるのに、天皇賞春はさっぱり。その秘密は飽きやすさにあります。

スタミナ豊富で、闘志もあるので、消耗戦に強いため、初めての3000mでは相対的に有利になりますが、競走馬生活が進み長距離レースにも慣れてしまうと、パフォーマンスを落とします。

菊花賞を勝ったデルタブルースもザッツザプレンティも、2着フォゲッタブルも、天皇賞春では案外でした。

飽きやすい、という表現も解釈が難しいですけど、とにかくその馬にとって新鮮味がない舞台ではあまり期待できない、ということです。

この辺の詳しいことはネット競馬のバックナンバーを読み漁れば出てくるはず。

キレない。パワータイプ

現役時代の本馬が見せた菊花賞の鬼脚は今でも語り草ですが、産駒たちは概ねズブくてパワー優先タイプです。

後輩サンデー種牡馬にはスピードで劣ってしまうのですね。

スローの瞬発力勝負よりも、ハイペースの消耗戦。小回りで忙しいレースでも穴を開けます。

道悪得意だけど、バラけると投げ出す

体力もパワーもあるので道悪は得意です。
ですが、あまり馬群がバラけると途中で嫌になってレースをやめるパターンが多いです。

飽きやすい、闘志満点(S系)の馬は、馬群に入れて集中させたほうがパファーマンスが上がります。

馬群の外から揉まれずに走った方が良いL系とは対称的な性質です。

母父として

S系なので、母父になったときに短縮に強い性質を持っています。

また、ニジンスキーやリボーといった重厚な血を持っているので、激しいレースでの我慢比べにも対応出来ます。

ラブリーデイが出世頭ですが、キングカメハメハ産駒であるにも関わらず使い込まれてもヘコタレずどんどん力を付けていったのは、母方の血の影響が大きいのでしょう。

凄い脚

ダンスインザダークと言えば、菊花賞の鬼脚です。杉本清の「凄い脚」の実況が有名ですね。翌年の菊花賞のレースCMにも使われたほど。