有馬記念2018・クソ展望。その3。典型的な穴パターン?ミッキースワローの分析

ところでミッキースワローです。

そう、この馬は典型的な有馬記念の激走パターンに該当するのです。

有馬記念展望その1では取り上げなかったのですが、それはちょっと気になるところがあるから。

激走パターンの該当項目と、気になる不安点を吐露します。

穴筆頭候補・ミッキースワローの魅力と不安

  • 前走ジャパンカップで上がり最速
  • 秋2走目
  • 鞍上・横山典弘騎手
  • 同年中山2200m芝重賞での連対実績
  • やや軽いタイプであること
  • 母父ジャングルポケット

前走ジャパンカップの追い込み&消耗度少ない

前走ジャパンカップで追い込んできた馬というのは有馬記念でよく走る傾向にあります。最近だと2015年のサウンズオブアースが典型的です。

今年のジャパンカップは2分20秒9という大レコードが出たため、出走していた馬たちは反動が心配されるのですが、この馬は流れの外から鼻歌交じりで走っていたのであまり心配がありません。

しかもあれが秋緒戦であり、今回は2走目。普通に考んがえて伸び代があると思っていいはずです。

また、鞍上横山典弘騎手というのも心強いです。細かい説明は不要でしょう。とにかくいちかばちか何かやってくれることに賭けるならこのぐらいの騎手でないと心許ないのです。

同年・中山芝2200mの重賞実績

ドリームジャーニー、マツリダゴッホやエアシェイディなど、その年の中山2200mの重賞(AJCC、オールカマー、セントライト記念)で好走している馬は有馬記念でも期待できます。

確かに昨年この馬はセントライト記念を勝っていますが、それでは足りなかったのです。「今年のAJCC」で2着というのが重要なのです。

AJCCなんて年の初めですから、下手したら競馬新聞の過去走から漏れます。なので意外とみんな忘れてくれるというか、「そうはいっても足りないでしょ」と思ってくれるのです。

自分はやや素軽い&血統はまあまあヘヴィー

3歳時のセントライト記念が鮮やかだったので、この馬は末脚が切れるイメージを持っている人が多いでしょう。「中山2500mじゃ差し遅れるんじゃないの?」などと舐められそうなのも好材料です。

また、昔と違って今の中山はそこそこ足が速い馬じゃないと活躍できないので、この馬のように適度に素軽いタイプのほうがサプライズも起こしやすいでしょう。

最後に血統。高速馬場だ高速馬場と騒いでもG1はやはりタフさがあったほうが良いことも多いハズ。その点この馬は母父がジャングルポケット(グレイソブリン)であり、また父の母父はノーザンテーストということで、過去に有馬記念で激走した馬たちと同じ血を持っています。まあ気休めというか、お守り程度には効いてくれそうです。

ミッキースワローの不安

ここまで良い話が揃ったら、もう本命で良いような気がします。

しかし、なんか怪しい気がするのです。

もし仮に横山典弘騎手のオーマイゴッドなクレイジーライドが炸裂したとして、それはどんな状況でしょうか?

とりあえず先行する位置取りショックは必須ですね。前回と同じことしてまとめ差し切るほどの器量はないはずです。

なので、理想的なのは上手く内に潜り込んで、プレッシャーも弱めのポジション、4コーナーで勝負になる位置、かつそこそこ脚も溜まっている……みたいな感じですよね?

それって近くにレイデオロもいそうじゃないですか??叩き合いになったらやられそうじゃないですか?

そのパターンになったとき、キセキは都合よく崩れてくれますか??

人気2頭と一緒になりそうな気がするのです。

あるいは、キセキとオジュウチョウサンとかが道中大喧嘩してくれた場合、誰でもいいから大逃げして縦長になった場合、それはそれでレイデオロはスムーズに走ってくるのでは?

つまり、何かというと、「この馬だけが都合よく抜け出して、人気馬が崩れる」という状況が想像しにくいということです。

そういう意味、なんか狙いづらい感じがしてしまいます。

まとめ

不安な点についてはかなり思い込みなので、週末までにゼロから考え直したいと思います。

余計なことを考えなければ、とってもいい狙い所なんじゃないでしょうか。