有馬記念ウィークなので、ちまちま展望を書いていこうと思います。
ざっくりとした過去の傾向はこちらにまとめてあります。
有馬記念・過去5年データ、穴馬の傾向
今年のメンバーの中で、過去の好走馬の傾向に当てはまる馬を紹介していきます。
前走重賞勝ちの勢い。あるいは、既に古馬GⅠ連対実績がある
穴を開けている馬はこの条件に当てはまります。色々な表現方法がありますけども、簡単に言えばこれに集約されます。
これを突き破ったのは2011年のトゥザグローリーか、2014年のトゥザワールドだけです。
しかし、2011年のトゥザグローリーは前年3着の実績もあり、GⅡも2勝。そこそこ能力もあり、中山2500mが得意な馬です。2014年のトゥザワールドは、トゥザグローリーの全弟(父も母も同じ)なので、走ってもなんら不思議ではありません。
前走重賞勝ち、勢いのある馬たち
アルバート:ステイヤーズS
ゴールドアクター:アルゼンチン共和国杯
マリアライト:エリザベス女王杯
前走重賞を勝って有馬記念に駒を進めて来る勢いのある馬は、この3頭です。
※キタサンブラックはまた別の機会に。
アルバート
良い点
4連勝中。勢いは文句なしです。父アドマイヤドンはミスタープロスペクター系なので、このレースと相性が良いキングマンボと同じ系統。多少無理矢理感はありますが、血統的には向いていると判断しても良いでしょう。
母父ダンスインザダークは勢いがあるとき、距離短縮が良い傾向にあるので、この馬の境遇は悪くありません。
悪い点
ただ、ここ最近、全て長距離レースばかり使っているので疲労が気になります。
アッゼニは1度乗ったことがあるので相性の問題はないでしょうが、中山2500mをきちんと乗れるのかは疑問です。
まとめ
長所がそのまま短所になる感じです。買い目には選んでおくべき馬でしょう。
疲れや衰えで有力馬が軒並み潰れるような場合、この馬が突き抜けている画が目に浮かびます。
ゴールドアクター
良い点
3連勝中。この馬も勢い最高です。
父父グラスワンダーは有馬記念を2連覇しているので、この馬が向いていないと考えるのは無理があります。
かつて有馬記念といえばロベルト系でした。ナリタブライアン、マヤノトップガン、シルクジャスティス、グラスワンダー、グラスワンダー。怒涛の勢いで勝ちまくっていましたね。シンボリクリスエスもロベルト系です。
初古馬GⅠという鮮度があるのも良い点です。タフなレースになれば上位必至。
悪い点
そんなに末脚が切れないので、展開次第なのは否めません。
昨年のような展開になってしまうと、良くても掲示板でしょう。
まとめ
人気次第ですが、適正面で若干アルバートよりも劣る気がします。古いんですよちょっと。
生まれた時代が悪かった、となるかもしれません。
マリアライト
良い点
最近強い牝馬。初の牡馬混合GⅠという鮮度がある。未知の魅力があります。
中山2500mで勝ち鞍があるのも頼もしいです。
母父エルコンドルパサーはキングマンボ系。有馬記念と相性良し。
悪い点
能力的に足りない可能性がある(それは上の2頭も一緒ですが)。
前走は6番人気で1着なので疲労が心配。
ディープインパクト産駒なので中山GⅠは不安(去年は例外の可能性があるので)
まとめ
完全にやる気なしだったオールカマーを見る限り、ショウナンパンドラとそこまで能力差があるとは思えないのでこの馬も注意が必要です。
秋使っているレースもこっちの方が1戦少ないですし、逆転はあり得ます。
ただ、どこまでいっても牝馬ですから、コロッと惨敗もあるでしょう。
総評
この勢い、伊達じゃない
この3頭の中から本命馬を選ぶのはありだと思います。人気も手頃になるはずです。
ただ、3番人気以内になられるとさすがに苦しいです。そこまでの魅力はありません。
逆転を期待される馬、今回で言うとアドマイヤデウスとかワンアンドオンリーよりも好走する確率は高いと思います。