有馬記念・過去５年データ、穴馬の傾向。３歳、前走大敗、宝塚記念。必ず穴馬が絡む！！

年末の風物詩、有馬記念。2018年は12月23日に開催されます。平成最後の有馬記念が天皇誕生日に執り行われるなんて素敵ですね。

そんな有馬記念の過去５年データと穴馬の傾向を紹介します。

有馬記念は、毎年ほぼ確実に『なんでお前が・・・』という馬が３着以内に入ってきます。ここ数年はキタサンブラックがいたおかげで堅めの決着が続いていますが、基本はやや荒れぐらいを想定していいと思います。

注目すべきは、以下のような要素を持っている馬です。

このうちどれかに当てはまる馬を拾えれば馬券はなんとかなるでしょう。

『有馬記念を当てないと正月の餅が買えない』と言われる国民的行事です。普段は競馬をやらなくても有馬記念だけは馬券を買う人もいるほど。

日本一有名で、世界一の売り上げを誇るレース。ファン投票で選ばれた馬が集うわけですから、真のチャンピオン決定戦であって欲しいところなのですが、実際は『必ずしも強い馬が勝つわけではない』ちょっと癖のあるレースです。

最近はスターホースばかり勝ってますけど・・・３着以内には変な馬が突っ込んできますからね！

頑張って穴馬を探しましょう！！

有馬記念・過去５年データ（１～３着馬の騎手、人気、血統、前走成績）

2017-2013のレース結果一覧（１～３着馬＆１～３番人気馬）

有馬記念2014～2010年の成績データ

３歳馬

３歳馬が強いです。２０１４年はトゥザワールドが２着に激走。2010年は兄トゥザグローリーが３着。

勝っているのはゴールドシップ、オルフェーヴル、ヴィクトワールピサと人気馬ばかりですが人気薄で突っ込んでくる馬もいます。

ジャパンカップ同様、初の古馬混合戦だったり、心身ともにフレッシュな若い馬は好走しやすいレースです。

まさかあいつはないだろう。とか思ってません？怖いですよ・・・

※2018年はちょっと推しづらいかもしれません。馬券になる３歳馬はクラシックホースが多く、そうでない場合は秋の重賞で好走歴がある馬ばかりだからです。今年は該当がいません。

前走天皇賞(秋)、金鯱賞（中日新聞杯）組

天皇賞、ＪＣ、有馬記念と秋の王道路線を歩んできた馬は、お釣りがありません。２０１４年はジェンティルドンナが勝ちましたけど、基本的には狙えないローテーション。

穴馬を選ぶなら、消耗していない元気な馬からが基本です。

ジャパンカップ凡走組なら後方から競馬した馬

秋に調子が上がらず、天皇賞～ジャパンカップで凡走していも、有馬記念でようやくというパターンもあります。

特に、ジャパンカップで後方からレースを進めながらも最後の脚に見どころがあった馬には注意です。

内枠有利

昨年は枠順くじ引き抽選会が公開で行われました。

見事に内枠から埋まっていきましたよね。その通りなのです。余程縦長にでもならない限り、内が有利なのは当たり前。

力が足りない馬は内から攻めるしかありません。

枠が決まる前に予想を固めてしまうのは危険です。枠順決定後にも事前の予想に引っ張られてしまうからです。「外枠だけど、大丈夫な気がする！」とか希望的観測を抱きがち……

宝塚記念とリンクする

同年の宝塚記念で好走した馬は、有馬記念でも馬券に絡む確率は高いです。

阪神２２００ｍと中山２５００ｍは共にトリッキーなコースで、東京や京都のような大回りの競馬場とは求められる適正が違います。人気の盲点になりやすいので覚えておいて下さい。

ざっと例を挙げると、シルクフェイマス、ハーツクライ、ドリームジャーニー、エイシンフラッシュが人気以上の成績を収めています。

宝塚記念で３着以内に入った馬が、天皇賞(秋)、ジャパンカップで凡走して有馬記念に出てきたら要注意です。

今年の宝塚記念好走馬で有馬記念に出てくる予定の馬・・・いますね・・・。

同年の中山芝重賞実績

同年の中山芝重賞（G2以上が望ましい）で連体（２着以内）している馬も注意です。

理由は宝塚記念と同じようなもんです。有馬記念と同じ競馬場なのだから当然向いていると考えられます。

有馬記念は中山競馬場芝2500mのレースです。直近の２ヶ月間で東京と京都の競馬ばかり見せられて、すっかり中山競馬のイロハを忘れてしまう競馬ファンが多くなります。

血統・キングカメハメハ。Ｃ系要素

ステイゴールド産駒も確かに強いんですが、みんな人気馬ですよね。ナカヤマナイトやフェノーメノはどうなんだ、という話にもなってきますし。

にわか競馬ファンの友達が「有馬記念ってステイゴールドが強いんでしょ？」と言ってきたら、

「ああ、でもオーシャンブルー以外は人気馬ばかりだからね。それって紅白って演歌歌手ばっかりだってって文句垂れてるのと一緒だよ。」と返しましょう。要は、当たり前なのです。

むしろ穴メーカーとしては、キングカメハメハ、キングマンボの血が有効です。
トゥザワールド、トゥザグローリー兄弟。エイシンフラッシュが人気以上に好走しています。

ステイゴールドにしろ、キングカメハメハにしろ、好走している馬はみんないわゆるＣ系的な要素を持っています。

自分より強い馬を相手にも頑張る(相手なりに走る)タイプ、馬群の中で脚を溜めて内からサッと抜け出す器用な脚を持っているタイプは有馬記念のようなトリッキーなコースで好走しやすいのです。

まとめ

• ３歳馬
• 消耗していない馬
• 器用に立ち回れる馬
• キングマンボ系の血

有馬記念は、ほぼ確実に『なんでお前が・・・』という馬が３着以内に入ってきます。ついついスターホースに目がいきがちですが、必ず盲点になっている馬がいますから、じっくり出馬表を眺めて検討して下さい。

もし上の条件に当てはまる馬を見つけたら、恐れず、臆せず買い目に追加しましょう。

みんなと同じことを考えていてはいけません。新聞を読んで仕上がりがどうだとか、騎手がやる気だとか、流行語がどうだとか、つまらない情報に流されるのだけは止めましょう。

※どうしても調教内容が気になるならば、きちんと自分の目で確かめて判断するべきです。メディアの情報による「かなり調子が良いらしい」みたいなのに流されて、いざ外れるとるときっと後悔します。
※中山競馬場に行ってパドックを見てから馬券を買おうとすると時間がなくなって失敗します。指定席でないのなら諦めて、その時間を検討にあててじっくり考えた方が良いでしょう。

あと有馬記念の馬券を外したからといって過度に落ち込まないでください。年末を楽しい気分で過ごすためにも、外すとしても「良い外し方」をしる準備をしておきましょう。

有馬記念だけが競馬ではありません。

有馬記念が終わってもホープフルステークスがあるし、年が明けるとすぐに金杯があります。

日本という国がある限り、いやむしろ日本を存続させるためにも競馬は永遠に続くのです。