G1中休みの11月第1週ですが、メルボルンカップやJBCがあったりで休み感が全然ないですね。日曜日の朝にはブリーダーズカップもあります。
JBCクラシックはアウォーディーが勝ちました。武豊騎手の地方重賞はほんと無敵ですね。
ところで、勝利ジョッキーインタビューで、アナウンサーが先に「会おうディー」ネタを振ってしまったのが衝撃的でした。
「川崎で会おうディーって言ってましたけど・・・」みたいな。
とっさに「JRAのG1でも勝てるように頑張ります」と自虐の方向に舵を切った武豊騎手の返しは見事。最終的には「中京で会おうディー」と言ってくれたようですが、タイミングをずらしつつファンの期待に応えるあたり、非の打ち所がありません。
アルゼンチン共和国杯の傾向から考える穴馬
アルゼンチン共和国杯の穴馬の傾向はこんな感じ。
- 長期休養明けの馬よりも秋に1戦挟んだ馬の方が好成績
- 前走条件戦でも通用する
- 前走上がり5位以内
- グレイソヴリン、ロベルト系の血
例年の穴パターンだとトレジャーマップ一択です。
しかし、今年はメンバーが強い。G1、重賞で実績のある馬が大挙出走してきます。
シュヴァルグランを筆頭に、長距離得意なフェイムゲーム、アルバート、復活が期待されるワンアンドオンリー、勢いに乗るヴォルシェーブ、モンドインテロなど面白そうなメンバーが揃いました。
でも、傾向は傾向としてある訳で、「強そうだから」という理由で買う馬を選ぶのは愚の骨頂です。捻りの利いた馬券を当ててドヤ顔をするためには、主観を排除しなくてはいけません。
休み明けは良くない、という現実
好走馬の多くは秋に1戦使っていることがほとんど。
シュヴァルグランやアルバートはこの時点でマイナス。マイナス跳ね返すほど超一流馬なのか、というのが取捨する上での大きなポイントになります。
血統的には何の問題もありませんし、買い目から外すほどの重大なマイナスではありませんが、少なくとも安泰ではありません。当然、ここでの賞金獲得も大切ですが、本心としては先にあるジャパンカップや有馬記念が狙いな訳ですから・・・
前走条件戦から。格下でも通用するのはなぜ?
前走条件戦で勝ったり、上がりが5位以内など、中身のある競馬をしてきた馬はきちんと通用します。
なぜかというと、東京芝2500mで毎回安定して走る重賞級の馬なんてほとんどいない上に、G1の狭間なので結果的に実績上位でもひとくせある変な馬しか集まらないからです。
しかもハンデ戦ですからね。重ハンデを跳ね返す馬もいるし、跳ね返せない馬もいる。当たり前のことですが、付け入る隙は確実に存在します。
今年のメンバーでちょっと気になるのは、ヴォルシェーブとモンドインテロが夏以来の競馬だということ。これから出世を狙う彼らにとってはチャンスレースですが、夏以来ということでマイナス。人気になるでしょうから、これを理由に凡走してほしい・・・
まとめ
上位総崩れは考えにくいですが、1頭ぐらいは人気薄が入ってもおかしくありません。
「今年の人気馬は大丈夫だろう。」
走る前はみんな思うことです。