秋華賞・クソ展望。回避馬続出でも白けるな!今こそ全頭きちんと考えよう

シンハライトとチェッキーノが離脱・・・有力馬が回避して盛り下がり気味の秋華賞ですが、馬券的にはむしろ面白くなってきたといえるでしょう。

なぜなら穴を開けるのは基本的に内で上手に立ち回った馬なのですが、強い馬は枠順とかあんまり関係ないからです。外枠に入ったら入ったで、いつもよりちょっと前目に付けられたりしてそのまま普通に勝ってしまう。

つまり実力的に抜けている馬が出走しないということは、それだけ紛れる要素が増えて、弱い馬でも3着以内に入る可能性が高くなるのです。期待するだけなら無料。せめて土曜日までは妄想を楽しみましょう。

傾向は基本的に変わりません→秋華賞の傾向

秋華賞・全頭考察

秋華賞が行われる京都芝2000mは小回りなので前にいないとキツい。それは誰でもわかっていることなので激流になりがち。

激しい戦いでこそ浮上するタイプを狙うのが基本。内枠の馬がよく穴を開けるのは、コースロスが少ないこともありますが、馬群で溜めて爆発出来る気性であることもポイントです。

「外からスムーズに運んでこそ」という馬は実力が伴わないと厳しい。ですがそんな馬は人気になってしまうので旨味がない上に、一歩間違えれば簡単に馬券圏外に吹っ飛んでしまうので注意が必要です。

ヴィブロス

ビッシュを買うならこっちかな?的な存在。流れや位置取りがうまく行けば逆転可能。ただそれは誰でもわかること。

姉がハナ差で2着。向いていないはずがありません。あとは枠順次第。

ウインファビラス

ステイゴールド産駒の牝馬は一度崩れてしまうとなかなか浮上してきません。秋華賞の過去の傾向からも、秋緒戦で凡走しているにも関わらず復活を期待されて人気になる馬はパッとしないのでこの馬に過度な期待をするのはちょっとどうかな、という感じ。

エンジェルフェイス

ウインファビラス同様、復活に期待するのはちょっと・・・という馬。

「この馬の素質はすごい!」←いつまで言ってんだ。という感じ。

とはいえ、何かしら買い要素が見つかったら話は別。能力的なところだけで期待するのはやめましょう。

カイザーバル

ローズS3着。これを「何かの間違いだ!」とするよりも、素直に認めてあげたほうが良さそう。

キンショーユキヒメ

秋華賞ではノーザンダンサー系は苦戦。メイショウサムソンは気の利いた走りが求められる京都2000mではちょっとイマイチ。条件線ならまだしもG1で、この馬自身が100%以上のパフォーマンスを出さなければいけないわけで、そうなると自然と評価は下がる。残念・・・

クリノサンスーシ

出るの?出れんの?

クリノラホール

クロコスミア

カイザーバル同様。今シーズン調子が良い馬は軽視しない方が無難。

とはいえ、また内枠に入って更にすんなり逃げて恵まれる可能性もそんなに高くない。

ゲッカコウ

穴を開けてくれそうなイメージはありますが、多分ムリ。内枠に入ったとしても買いづらい。

ジュエラー

桜花賞馬。他の有力馬が順調で影に隠れる形になれば面白かったかもしれませんが、そうもいかず。

復活にかけるか、やっぱりダメでしたの2択で迷ったら切ってもいいかなという感じ。

ダイワドレッサー

ラジオNIKKEI賞2着以来の競馬。いくらなんでも厳しいローテーション。前例がないだけと言えばそれまでかもしれませんが、特別実力抜けている訳でもなく、この舞台で120%というタイプでもなく。絶妙な立ち位置。

枠順次第。

デンコウアンジュ

差し脚に頼らざるを得ない馬。メジャーエンブレムを負かした末脚の破壊力が魅力的に映るのかもしれませんが、以降なかなか馬券にならないのはそれしか特技がないから。

末脚頼みの馬が秋華賞で穴を開けるのは稀。有力馬回避で相対的に順位は上がりますが、この馬から入ると痛い目を見そう。

ネオヴェルザンディ

出るの?

パーシーズベスト

期待されたけど前哨戦でいまいちだった馬は本番でもダメです。

パールコード

いい馬だと思いますが、輝く舞台は秋華賞ではないような気がします。

ビッシュ

目の上のたんこぶがいなくなりました。余程のロスがない限り馬券圏内には入りそう。

紫苑Sではパッと見圧勝でしたが、今回はそうもいかないはず。オークスを5馬身差で勝つジェンティルドンナですらハナ差になる、しかも3着馬ともそんなに差がなかったレースです。

フロムマイハート

ハーツクライ産駒ですが、キョウワジャンヌにはなれなそう。

フロンテアクイーン

メイショウサムソン産駒がGⅠで馬券になるためには、そもそもの地の力が必要。それがない。

ミエノサクシード

ステイゴールド産駒。前走1000万下を勝利。他の馬と対戦なしで一気に相手強化になるのは良い点。過去、前哨戦以外から馬券になる馬はいないので難しいと思いますが、穴として取り上げるのならこういう馬になります。

まっすぐ走らないっぽいので内枠で我慢したい。

レッドアヴァンセ

ディープインパクト産駒、および良血にありがちな貧弱な差し馬。スローペースの2歳戦とか3歳前半までは偉そうな顔して最後追い込んでくるものの、道中のペースが上がってきつくなるレースだと途端に存在感がなくなるパターン。

激流の秋華賞では大変な思いをしそうです。

ワンダーピルエット

ダート馬。多分出ないでしょう。

まとめ

オークス1,2着馬がいないのでかなり混戦。枠が出ないとなんとも言えませんが、穴を出すなら激流タイプ。

ただ、全体的に小粒なので、紛れもクソもない感じになる可能性も高いかもしれません。ジュエラーが吹っ飛んでもビッシュとヴィブロスが普通にワンツーとかありそう。

例年とは違う切り口で考えたら面白い穴馬が見つかるかもしれません。本番までじっくり考えます。