皐月賞クソ展望④全頭を公平な目で分析してみる修行

4月14日、熊本県熊本地方を震源とする震度7の地震が発生しました。亡くなられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被災された方々に対し心よりお見舞い申し上げます。

熊本では馬産も行われおり、有名どころではカンパニーがいますね。無事のようですが、これからしばらくは余震も続くでしょうから気をつけてほしいですね。

ところでヤフーニュースに、『ダビンチの子孫発見 存命35人』と書いてあるのを見て、一瞬『ダンチヒ』と読んでしましました。競馬あるあるです。子孫35人ってウソだろ?ハービンジャーいるじゃん、というところまではいかずに気づきましたがね。

その昔、タヤスダビンチという馬がいました。ダンスインザダークやフサイチコンコルド、バブルガムフェロー、エアグルーヴらと同世代です。
成績はこちらに・・・https://db.netkeiba.com/horse/1993109434/

旧年齢でいきましょう。新潟3歳Sを勝ち、デイリー杯2着、京成杯3歳S(今は京王杯)を3着、朝日杯5着と3歳時はまずまず、しかしこの後はいかにも失速しそうな戦績。なんだか懐かしいですね。

休養を挟んでなぜか1200mの菜の花Sに出走し6着を挟んで藤田伸二騎手を鞍上に皐月賞に挑みましたが17着惨敗(勝ち馬はイシノサンデーです)。その後はダービーへ向かわず迷走、最終的には地方へ。

父はサクラテルノオー(父ノーザンテースト)です。知ってますか?私は知りませんでした。

皐月賞クソ展望。全頭考察

1枠1番ドレッドノータス 藤岡佑介

逃げれば・・・逃げても・・・

1枠2番ジョルジュサンク 吉田隼人

ヴィクトワールピサ産駒のジョルジュサンクです。名前の由来は凱旋門に通じる道、ジョルジュサンク通りから。是非、大活躍して種牡馬になってもらいたい1頭です。

ジョルジュサンク産駒のアドマイヤジョルジュサンク・・・(圧倒的字余り)

まじめな話、クラシック以降この馬は何かと面白い存在になるんじゃないかと期待しています。

今回はちょっと厳しいかも。前走6番人気1着で、さしたる実績もなし。思い切って前に行くしか手はない。
人気がないのであまり難しいことを考える必要もないのでしょうけど、皐月賞はどちらかと言うとマイラー寄りな馬が有利ですから、過度な期待は出来ません。

2枠3番マカヒキ 川田将雅

川田騎手の腕ひとつです。先行する気はなさそうですが・・・

2枠4番アドマイヤダイオウ 福永祐一

無難に乗って3強が崩れた時に、しれっと馬券になるかも・・・。福永マジック、というかいつもの福永に期待。そこそこ前に行くでしょうから、ない話ではありませんよ。

若葉S勝ち馬は舐めてはいけません。でも、ディープ×クロフネが皐月賞で大仕事はちょっとね・・・

3枠5番マウントロブソン T・ベリー

ディープインパクトっぽくないイメージです。だから余計に苦しいんではないでしょうか。弱いわけではありませんが、どういう状況で上位に来るのか、私にはわかりません。

3枠6番ミライヘノツバサ 柴田大知

短縮、父ドリームジャーニー。大間違いは・・・ないか。

4枠7番ウムブルフ 柴山雄一

ねえだろ・・・

ウムブルフ。読みづらいですよね。意味は大変革。地殻変動。おいおいまさかサインじゃないよな、とか誰か言い出しそうなので今ここで書いてもみ消しておきましょう。
そして母ウミラージ。デカイ海。絶対違うけど。

4枠8番ミッキーロケット 横山典弘

この後に及んでお前はここで何をするつもりだ。と思うんですが。

5枠9番ナムラシングン 田辺裕信

母ドリームオブジェニー、別に全然ややこしくないですけど、気になってしまいました。

5枠10番トーアライジン 大野拓弥

どう考えても記念出走。レース後、中山の芝を毟って帰る姿が目に浮かびます。

6枠11番サトノダイヤモンド ルメール

思い切って消すならこの馬なのでしょうけども、一番良い枠に入ってしまいました。誰にも邪魔されなければ、この馬が怪物なら、勝ってしまうでしょう。

でも、普通に考えてかなり苦しい臨戦過程なので、能力の見積もりだけで本命にするのはちょっと違うんじゃないの?と思っています。

どっかのスポーツ新聞に「ダイヤモンドは砕けない」と書いてありました。ジョジョネタでしょうか。そうするとジョルジュサンクを連れてきたりして・・・

6枠12番リスペクトアース 石川裕紀人

強調材料はないものの、先行馬であることを忘れてはいけないと思います。前走はマイナス10kg。巨漢なので今回も絞れてついに本当の姿に!とかあれば。

7枠13番プロフェット 戸崎圭太

エイシンフラッシュが3着に入ったことがありますが、基本的にローテーションは苦しい。

ただ、ただ、重賞勝ちという実績侮りがたし。そしてロベルト系の血が入っている馬はなんだか最近の中山では良いらしいですよ。△ぐらいで拾う理由は結構あります。サクッと先行させて貰えれば。

7枠14番ロードクエスト 池添謙一

マツリダゴッホとマツリダワルツの間に生まれたロードクエスト。どうしてこんなカッコつけた名前にしたのか。
せめてマツリダロード、せめてロードトゥマツリ、ロードフェスティバルであって欲しかった。

ちなみに兄貴は、マツリダノブ、ビップヘラクレスとしっかりダサネームで攻めています。

思い切って前に行けば。

後方からどうにかするのはもうさすがにキツイと思います。マツリダゴッホ産駒は良くも悪くもみんなが思っている通り。クラシックの大激戦で気の利いた末脚をシュパッと炸裂させる風情ではありません。

この枠でどうするんでしょうか。ゴールドシップみたいなことが出来れば大間違いもないことはないかも。

7枠15番エアスピネル 武豊

10番くらいの枠が欲しかったですね。普通に頑張ってくれると思いますが、3強が崩れてくれないと馬券になれません。

3強はそれぞれ不安要素もあるので落ち着いて走れば割って入る可能性は十分。舐められている今こそチャンス、という考え方も出来ます。比較的前に付けられるし、ローテーションは文句なし。特に減点はない馬です。

ただ、武豊を過剰評価する癖がある私のような人は注意して予想することをオススメします。

8枠16番リオンディーズ M・デムーロ

この枠によって加点はない。結構苦しい。

血統やローテーションなどは特に問題という問題はなし。荒くれ者のイメージは強いですが、別に普通にレースは出来ているのでそこまで心配することもなさそう。でもなんか嫌な感じが拭えない。そんな印象です。

8枠17番アドマイヤモラール 内田博幸

無理でしょうね。さすがに。

8枠18番ディーマジェスティ 蛯名正義

よりによって大外。有馬記念のマリアライトを思い出してしまいますね。蛯名騎手は本当に枠運がないです。

3強以外だと、密かにこの馬に期待していた人は多いんじゃないでしょうか。ほとんどの馬と未対戦ですし、母父ブライアンズタイムも魅力。負けたとはいえ2戦目の中山はけっこう上手に走っています。馬群を縫って伸びてきた姿も好印象。

それだけにこの枠は・・・皐月賞というレース自体8枠が悪い訳ではない(←先行するなら)ので諦める必要はないと思いますが、この立場で逆にハンデを背負うってどうなの。

まとめ

身も蓋もない話ですが、前走OP以上で連対していない馬、トライアルで4着以下の馬は余程の実績がない限りほぼ100%無理です。無理。無理なんです。

皐月賞展望③鉄板ローテーション
皐月賞展望②3強考察
皐月賞展望①過去5年データと穴馬の傾向